新築の分譲マンションのいいところは、
同じようなライフステージの人が
多く住んでいる点。
これが一番大きな魅力だと思っています。
私たち夫婦が住んでいたマンションは、
まさにそうでした。
20代後半~30代で、結婚1~2年目くらい。
子どもはまだいないか、赤ちゃんが一人
…みたいな感じの方々ばかりです。
そんな家族が一斉に住み始め、数年がたつと、
あっという間にマンションは
幼児だらけとなります。共有スペースの
公園やエントランスは、
ベビーカーと、立ち話をするママたちと、
子どもの嬌声で溢れかえります。
なんとなく派閥のようなものもできつつ、
それでも、気の合うママは必ずいるもので、
家族ぐるみのお付き合いが
始まったりするわけです。
我が家も、何組かの家族と仲良くなり、
互いの家に行ったり来たりして、
楽しい週末を過ごしました。
同じ建物の中ですから、子どもがいても
気軽なものです。しかし、ふと訪れた戸建ての
モデルハウスを見たことで、
「一軒家もいいなあ」
という思いが芽生え始めました。
「マンションの場合、ローンを払い終わっても
管理費と修繕積立がずっと続きますが、
戸建てならばそれはありません。
また上物を立て替えるにしても、
お子様に土地だけは残してあげられる
メリットがありますよ…ありますよ…ありますよ…」
営業マンの言葉が、頭の中でリフレインします。
そしてまた、その営業のお兄ちゃんは言いました。
「こっ、この金利は…。今回の私どもの家を
買わなくてもいいですから、
この金利だけは見直した方がいいですよ」
雑談をしている中で、当時、
自分たちが払っている住宅ローンの
話になったのです。まずは変動でローンを
組んだのですが、常々、「金利は上がる」と
言われていた頃です。
変動金利のグラフとにらめっこしながら、
ひやひやする日々を過ごすくらいなら、
いっそ、全期間固定金利にしてしまおうと
決めてから2年ほどが経っていました。
その固定金利は、2.9%。
月々10万円ほどの支払いです。
これに、修繕積立金12000円と管理費9800円、
駐車場料金5000円が加わって、
月々13万円くらいが、いわば私たちが払っている
「家賃」でした。
営業のお兄ちゃんいわく「これは高すぎる」と。
その言葉を受けて、全期間固定をやめ、
すぐに変動に切り替えたところ、
月々の支払いは2万円ちかく
下がることとなったのです。
ありがとう、お兄ちゃん。感謝の念が募るほど、
彼の言葉は信頼できるように思え、
またまたあの言葉リフレインするのでした。
「マンションは…管理費と
修繕積立がずっと続きますが…続きますが…
戸建てなら…土地だけは残して
あげられるメリットが…メリットが…
ありますよ…ありますよ…」
なんにも分からないけれど、
まずは住宅展示場に行ってみるか、と思いました。
そのことから、私たちの家づくりは
大きく前進することとなるのです。
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