注文住宅は、その名の通り、
良くも悪くも注文通りになります。
間取りはもとより、外観の色、玄関扉。
壁紙の種類、床の色、
各部屋のドアの色にサイズ。
キッチンの種類、お風呂の種類、
洗面台の種類。
ドアノブの取っ手の色から、
電灯のスイッチの位置、
コンセントの位置、そしてその
コンセントはどんな種類(テレビアンテナや
電話線、LANケーブルをつけるかなど)なのか。
果ては、
畳の色から畳縁の種類までも選択し、
決定しなくてはなりません。
そうした選択と決定の中には、
巾木も含まれます。
ご存じの方も多いと思いますが、
巾木とは、
床と壁の境目にある
小さな膨らみの部分。
掃除機をかけたときに壁を守ったり、
壁紙がはがれてきたりするのを
防ぐ役目があります。
床だけでなく、
天井と壁の境目にもこれをつけることがあり、
その場合は「廻縁」と呼び名が変わります。
廻縁には空間を引き締まる効果、
つまり見た目の高級感を
演出する意味があります。そして、
「巾木の選び方」
と言われて、どういうものがよいと
即答できる人はほぼいないでしょう。
私たちもそうでした。
そんな勉強をするために、
モデルハウスに足繁く通うと、
巾木の流れというか、
流行のようなものが分かるようになります。
ずばり、2019年時点での
巾木のトレンドは、
「壁と同じ色で
小さいヤツ」
です。
※2019年2月追記
2019年1月に完成したヘーベルのモデルハウスも、
やはりこのタイプでした。
そして、我が家の巾木はこんな感じです。
巾木が壁の色と同じだと、目立ちません。
目立たないと言うことは壁と同化して見えて、
より天井が高く見える効果があります。
サイズが小さいのも、同じ理由。
掃除機から壁をガードするためならば、
これで十分なのです。
一方、2005年に完成した新築マンションに
私たちが住んでいた頃の巾木がこちら。
色は壁と同じですが、やや高さがあります。
ちょっと古い印象を与えます。
さらにこれが床の色と同じだったり、
巾木の板自体に厚みがあったりすると、
「少し前の高級な家」のイメージになります。
部屋のコンセプト次第で、
たとえば「和モダン」ならば
話はまた違ってきますが、
ナチュラルや北欧モダン、
最近の流行のど真ん中の
カフェミックスなどの場合は、
やはり巾木は
「壁と同じ色で小さいヤツ」
がよいでしょう。
そしてまた、巾木に限らず、
どう選んだらよいか分からないときは
営業マンとの打ち合わせの時に
「みなさんはどんなのを選んでいますか」とか、
「最近の流行だとどんなものになりますか」と、
質問してしまうのが吉。
ただし、
すべてを営業マン任せにしないためにも、
自分たち自身が
見る目を養う
ことが大切です。
そのためにも、
モデルハウスをたくさん見る必要があるのです。
以下に、その詳細を書きました。
そうして、こだわりをもって細部までを詰めて、
何から何まで自分たちで決めた家には、
深い愛着がわきます。
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