2000年頃から、
建売の戸建てやマンションに限らず、
リビングダイニングというのは、
「家族みんなが違うことをしていながらも、
同じ時間を共有できる場」
という位置づけにあります。
テレビの前に家族みんなが集まった、
昭和の「居間」とは異なり、
リビングダイニングは
キッチンも加わってLDKとなりました。
これとは別に2部屋がある家は2LDK、
3部屋なら3LDKとなるわけです。
リビングダイニングにはつまり、
家族それぞれの
居場所があること
が望ましいわけです。
テレビさえあればみんなが自然に
集まる時代ではありません。そして、
オープンなキッチンやダイニングテーブル、
ソファだけでなく、子どもがいる家庭の場合は
ここに学習スペースがあると、
そこが子どもにとっての居場所となり、
家族の距離が自然に近づくわけです。
ヘーベルハウスはこれを「NEST(ネスト)」
と名付け、各地のモデルハウスには
必ずと言っていいほど、
LDKの空間にこれを設けています。
ここも、
ここも、
ここもそう。
全て、20~25帖ほどある広いリビングルームの
一角に設けられている「NEST」です。
だからというわけではありませんが、
我が家にも、これと同じ意味があるテーブルを
リビングルームに設けました。
造り付けではなく置き家具としたのは、
将来子どもがここを必要としなくなった時に
模様替えできるようにしたため。
そしてまた、
椅子はダイニングテーブルのものと共有とし、
必要に応じてクルリと
180度向きを変えて使うようになっています。
2人が同時に座れるだけの広さにすることで、
子どもが勉強するだけではなく、
親が隣に座ってそれを見てあげることもできますし
親自身も勉強や読書、仕事ができるわけです。
こうした考え方のもと、リビングルームに
学習机を置くという提案は、ヘーベルハウスだけが
言い出したことではありません。
家具メーカーのカリモクは近年
「ファミリーシェアデスク」という提案をしています。
↑先日我が家に郵送で届いたカリモクからのDMです。
“同じデスクを家族で使い、
家族それぞれ自分のコトをこの場所で。
パパの趣味、ママの好きなこと、
子どもたちが夢中なこと、
家族みんなでシェアすれば、
もっと家族がひとつになれる。
そんな発想で生まれた考え方が
「ファミリーシェアデスク」です。”
というのが、カリモクのホームページにある文言。
一方、ヘーベルハウスの「NEST」は、
“家族みんなが違うことをしていながらも、
同じ時間を共有できる場、LDK。
そこに設けられた学習スペースやオープンなキッチン、
それぞれの自立を促す収納などの仕掛けが、
家族の距離を自然に近づけます。
親と子がともに育み楽しむ。
それが「+NEST(プラスネスト)」
のある暮らしです。”
と、あります。ヘーベルハウス公式
「子どもがのびのびと育つ家」より。
両者のコンセプトは、
ほぼ同じと言っていいでしょう。
どっちが先に言い出したのかはさておき、
これがイマドキの考え方であるということです。
流行だからといってこれに乗る必要は
全くありませんが、考え方に共感できるのであれば、
ファミリーシェアデスク≒NEST
というスペースを設けるのもよいと思います。
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