部屋の中でカーテンが閉める割合は大きく、
記事の色や素材、タイプによって、
部屋の印象も大きく変わります。
結局、我が家はそのほとんどが
シェードのカーテンとなったわけですが、
その件についての写真はこちら。
今回は、通常よく見られる、左右に開くタイプの
ドレープカーテンとの違いについて考えてみます。
厚手の生地で仕立てた、左右方向に開くカーテンを
ドレープカーテンと呼び、レースカーテンと
組み合わせるのが一般的な使用法。
窓の幅に対して約1.5倍の生地を使うと2山タイプ、
2~2.5倍の生地を使うと3山タイプとなり、
重厚な雰囲気となります。
一方、上部に生地を折りたたんで開くタイプを
シェードカーテンと呼びます。
ドレープカーテンの場合はサイズの合う
既製品などを買って取り付けることもできますが、
シェードの場合は完全にオーダーメイド。
そしてオーダーの際、窓を開閉するための紐を
左右どちらにつけるのかなども決めます。
カーテンの上部から下部まで
輪になった状態で伸びたこの紐…実際には
ポチポチしたプラスチック製の紐ですが…を使い、
開ける時には紐をガラガラと引き、閉める時には
その紐をいったん下にクイッと引くだけで、
あとは自動的に閉まる仕組みです。
つまり、上りが手動で下りが自動。
クイッと引くと上にガラガラと上がっていく、
ロールカーテンとは逆のアクションです。
初めてこれが閉まる様子を見て「電動⁉」という方も
よくおりますが、半自動の手動です。
それでは、その違いについて詳しく紹介します。
ドレープカーテンの長所は、なんといっても
閉めた時のひだ=ドレープの形状の美しさです。
その点でシェードは、閉めた時には
一枚の布がペロンとかかっているだけなので、
ドレープに比べやや間抜けな感じにはなります。
ただし、言い換えれば、
すっきりしているとも言えるわけです。
開け閉めのしやすさについては、
その方法に違いはあれど、
「面倒くさいかどうか」で比べれば
大差はないでしょう。
初めてシェードを使用することになった、
我が家の親世帯(70代夫婦)もすぐに慣れ、
特に不満はないようです。
そして、開放している時の状態を比べた時に、
その軍配はシェードに上がると思います。
窓の上部に折りたたまれるので、実にすっきり。
左右に布が溜まるドレープと違い、
大きな窓の利点を最大限に味わえます。
そしてまた、鉄骨造のヘーベルハウスの特徴は
木造に比べ、窓を大きく取れる点にあります。
せっかくの大きな窓を大きく見るためにも、
シェードはヘーベルハウスとの相性が
とても良いと感じています。
モデルハウスにおける、
シェード率の圧倒的な高さも、
それを物語っていると言えるでしょう。
↑写真はプラザ浦和展示場。窓にはシェードが。
またシェードはひだがない分、
和室との相性も良好。
↑新座朝霞展示場のモデルハウスにて。
と、このように障子窓にも似た味わいとなります。
そしてまた、シェードは開け閉めの途中の状態で
固定することもできます。
手動で開けて「ここまで」とすることもできますが、
小さな固定具を使うことで、
閉めた時に自動で
その位置で止まる
という調整もできます。
この窓などはそう。
そしてまた、先の写真のように、
「上半分だけ目隠し」ができるのもシェードの特徴。
知人の家は1階リビングの大きな窓に
シェードを採用しており、
隣のアパートからの目線を上半分隠すことで
見られたくない部屋の奥側全体が隠せる、
という使い方をしていました。
下半分を開けることで陽が差し、
明るさと温かさを得られるわけです。
これらの意味から、ヘーベルのリビングルームに
シェードはとても相性が良いわけですが、
ドレープの方がよいと思われる部屋もあります。
それは、寝室です。
シェードはその構造上、左右に隙間ができます。
この隙間から太陽光が漏れてくるため、
遮光の生地を使っても
結局は部屋を暗くできない
という欠点があります。
週末は朝寝坊したい人にとっては大きな問題です。
また、単純に、ベッドルームにはドレープの
重厚な雰囲気が似合うということも言えるでしょう。
ドレープカーテンは窓の左右にもレールが長く
伸びているので、シェードのように左右からの
光漏れもありません。
さらに最近はカーテンレール上からの光漏れを
抑える商品などもあるため、ますます寝室には
ドレープの方が適しているのではないかと思います。
それを知ったうえでなお、布団で寝る派の
我が家はすっきり感を優先させたわけですが。
ベッドルームならばドレープにしたと思います。
というわけで、まとめると、
・閉めた時にはドレープが美しい
・開けた時にはシェードはすっきり
・開け閉めの面倒くささは同じくらい
・ベッドの寝室にはドレープの方が似合うかも
…となります。
ちなみに、生地次第で洗濯機洗い可能という点は、
ドレープもシェードも同じ。
シェードの上部はマジックテープで
レールについているので、これを外し、
洗濯機で洗うことができます。
結局、3年経っても
一度も洗ってないんですけどね。
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