今回は写真多めの、
モデルハウスレポートです。
2013年から、ヘーベルハウスは
都市型3階建て住宅のトップブランドである
「ヘーベルハウス フレックス」シリーズ
(重量鉄骨システムラーメン構造)に、
邸宅スペックを装備したという、
「ヘーベルハウス
FREX RESIDENCE(フレックス レジデンス)」を
ラインアップしています。
いわばヘーベルハウスの最高峰。
「邸宅スペック」って何⁉
と思わずにはいられないわけですが、
HPによれば
75坪程度~100坪を超える、いわゆる「邸宅」と
呼ばれるような単世帯専用住宅における提案を強化し、
「邸宅」と呼び得るグレード感を実現
しているそう。実はヘーベルハウスは基本的に
2階建ては軽量鉄骨造、3階建て以上は重量鉄骨造
なのですが、こちらのレジデンスシリーズは、
この重量鉄骨システムラーメン構造を
2階建て住宅にも展開することで、
全面開口も含めた大空間設計を可能としているとのこと。
ともあれ見てみましょう。
ところは東京、立川にある住宅展示場、
ハウジングワールド立川 ABCハウジングです。
ここは、ひとつの展示場内に3件もの
ヘーベルハウスが建っており、
一度足を運ぶだけでいろいろなパターンの
家が見られるのでお得です。
「邸宅」を超えて、もはや「豪邸」です。
開口部が、これでもかと開口しちゃって。
玄関脇の土間部分も、
何をして過ごす空間なのかは
分からないけれど、とにかくすごい。
そしてこちらが玄関。
玄関が広いのはモデルハウスのお約束で、
実際には参考にならないエリアの代表です。
リアルな玄関を見るのであれば、
将来的に販売する予定で、展示場ではなく
住宅街の中に建てられている
「街角ヘーベル」や、あるいはバス見学会で、
実際に住んでいる人の家を見るのが良いでしょう。
ダイニングキッチンに向かう扉は、
大きなガラス張り。
しかも、下にレールのない吊り扉。
扉を吊るのはもちろんオプションです。
そして24帖のダイニングキッチン。
こちらは親子三世代が住む家族構成を
イメージした家だそうで、
親世帯のキッチンは手元が隠れるタイプ。
そしてこれが今、注文住宅界隈で
流行りの天板、
LIXILのセラミックトップです。
熱々のフライパンもそのまま置けちゃう上、
まな板も置かずに包丁を使っても
傷がつかないというすぐれものです。
ダウンフロアとなったリビングには
アクセントウォール。
そして和室にもアクセントウォール。
さりげなく天井も板張りで、
いずれもオプションの、高価なおしゃれ装備です。
パントリーも広っ。
2階からは子世帯となります。
上がってみましょう。
ここから床の色も明るくなり、
がらりと雰囲気は変わります。
…が、巾木の色が変わる部分は、これでよいのかなあ。
ちなみに我が家の場合は、
1階親世帯は濃い床の色、
2階子世帯は明るい床の色という点は同じですが、
1階の床から、巾木は白なので、
こんな感じです。
1階の巾木を茶系にすると、
「切り替わりの部分をどうするか問題」が
発生するということでしょうか。ともあれ
気にせず子世帯を堪能したいと思います。
キッチンはヘーベルオリジナル。
手元が見えるフラットなタイプです。
そして天板は人工大理石。
背面にも作業スペースが。
洗面所には、この鏡。丸が三つって、
なかなか見ないパターンだけれど、
とってもキュートです。壁のタイルもいい感じ。
お風呂はセキスイ製でした。
ヘーベル自慢のベランダ「そらのま」も
居心地よさそうな空間です。
前面が開口するフォールディングウィンドウ、
そして木に見えるけど木じゃない「彩木」製の
ウッドデッキと、いずれもオプションの素敵装備。
2階全体の床板、これは恐らく
上から2番目の高級床板、厚単板かな。
木の風合いが味わい深いです。
そして壁にはタイル製のアクセントウォール。
そして壁には、ハニカムの棚があちこちに。
また寝室にあるベッドの枕元には
長ーいペンダントライトが。
1つでなく、ここに2つ下げるのは珍しく、
実用性ではなくデザイン的な意味合いでしょう。
ベッド奥にある鏡台もかわいらしい。
洗面所といい、丸い鏡が好きな家です。
ベッドの手前側には、ダウンフロアの洋室が。
そして3.5帖のウォークインクローゼット。
そして3階へと上がる階段の踊り場には、
照明付きのこんなニッチが。
こんなのも、言わなければつきませんし、
言えばどこにでもつきます。
3階のこんな壁の棚もそう。
なかなか攻めた壁紙ですなあ。
そしてこの3階には…
ほぼ屋上的な空間、「ロッジア」がありました。
リゾート感満載です。
まさしくアウトドアリビング。
こうした豪華施設の中で、
一番うらやましくて素敵だと思ったのは…
この、わずか2帖足らずの小上がり。
中に入るとこんな感じ。
レコード好きな部屋の主が、
好きな音楽を聴きながら、
ウクレレを奏でてみたり、
バーボンを傾けてみたりしている場面が
目に浮かびます。
注文住宅ならではの隠れ家空間。
この部屋に限らずですが、
こうした「いいな」と思える施設や間取りは、
やはり実際のモデルハウスを見ることで
「こんなやり方もあるのか」と
知ることができるわけです。つまりは、
たくさんのモデルハウスを見ることが重要。
私たち夫婦も、建設計画中は、実に
50カ所以上のヘーベルを見て回りました。
それにしても、さすがの邸宅、いや豪邸。
延べ床面積は約336㎡とのことですから、
一般的な戸建ての3倍以上の広さです。
すでに家を建てて住み始めてもなお、
モデルハウス巡りは楽しく続けている趣味です。
さて、次はどこに行こうかな。
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