モデルハウスには必ずと言っていいほど、
「寝室」があります。
そして必ずと言っていいほど、床はカーペットで、
大きなベッドが置いてあります。こんな感じ。
はたまたこんな感じだったり、
こんな感じだったりするわけです。
床にじゅうたんを敷いているのではなく、
床自体、部屋全体がまんべんなく
カーペット仕様。そのためでしょう、
こうしたモデルハウスの寝室に入ると、
ふっと静かな空気になります。
この、フローリングや畳の部屋とは異なる
独特の静けさは、カーペットならではでしょう。
ということを踏まえて、我が家の寝室がこちら。
畳部屋としました。
3階のこの部屋です。
例によって模型で説明しますと、
ここ。
小学生の息子と親子3人、川の字で寝る
寝室ですから、就寝時にはここが、
布団の海となります。
モデルハウスにあるような「寝室」としなかった
理由は、下記の通り。
・ベッドを置くと、その部屋は寝室以外に使えない。
・家の中に、ひと部屋は和室が欲しかった。
・父と子の寝相が悪く、ベッドでは落ちる。
・嫁も夫もそもそも、布団で育ってきた。
・寝具は、まめに干したい。
モデルハウスのような、
ふっと静かになる寝室にも憧れましたが、
これだけの理由により、我が家の寝室は、
畳に布団となったわけです。
そして、寝る前に本を読みたい父と、
マンガを読みたい息子。
そこで、枕元には本棚を設けてみました。
この押入を開けると…
このように。
寝ている状態で本が出し入れできるわけです。
手前の箱はただのカラーボックスですが、
奥の棚は自作しました。
これにより床面がフラットになり、
ここに布団をしまえるわけです。
そしてこの押入の対面が、ベランダに
つながる掃き出し窓となっております。
で、シェードの遮光カーテンを設置しました。
照明はシーリングライトを、
以前住んでいたマンションから流用。
リモコンもあるので、寝る直前まで本を読み、
眠くなったらスイッチを切って就寝です。
上の写真でもお分かりいただけるかと思いますが、
この寝室…和室の壁紙は、漆喰風。
あくまで「風」の、ただの壁紙です。
また畳は、い草ではなく和紙製です。
オーダーする際にどちらかを選べるのですが、
経年による変色・変質がしにくい、和紙を選びました。
いわゆる「畳の匂い」がしない代わりに、
いつまでも新品のような、緑色のままですし、
紙とは思えない強度です。
なんなら、い草よりもほつれにくいかも。
またここで選ぶのは、和紙か、い草かだけではなく、
和紙とした場合の表面の色と、畳ふちの色やデザイン。
注文住宅というのは、ここまで自分たちで
決める必要があるということです。そして、
本当はこんな感じの、ふちなしの
正方形の畳にしたかったのですが…
それは高いので、我が家は通常の長方形タイプです。
せめて「ふちなし感」が出るよう、畳ふちは
畳の色と合わせて目立たないものとしました。
さらに言うと、この畳は厚みが
1~2㎝ほどしかありません。まるで
薄~い板のような形状ですが、こうして
敷き詰めてしまえばそれは感じませんし、
将来的にフローリングにリフォームするときなど
その方が手間いらずで、
費用が安く上がるという利点があります。
そんな我が家の寝室。
布団をあげればここでひと部屋生まれるので、
親戚一同やママ友の皆様が遊びに来た時も、
ここを子どもの遊び場とすることができます。
子ども部屋は子ども部屋で別にあるのですが、
もっと小さな子どもたちが来た時に
部屋を分けて使えます。
また何もない空間なので、小さなお子様も安心。
そして、なんといってもこの寝室の
お気に入りポイントは、朝起きた時の風景。
空しか見えない窓。
タワーマンションの最上階気分と言えば
大袈裟ですが、3階建てならではの光景です。
そして外の小さなベランダは布団干し専用。
当初の希望通り、まめに干しております。
現在小学3年生の息子は、
いつまで一緒に寝てくれるのか。
それが、今は一番の気がかりです。
くっついて寝てくれなくなったら、
父ちゃん寂しいよ…。
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