それまで住んでいた分譲マンションを売却し、
ヘーベルハウスで二世帯住宅を建てました。
分譲マンション時代は、
11階建ての1階に住んでいたのですが、
これがなかなか珍しい物件で、
専用庭+離れがあるというモノ。
間取り図はこうです。
ちなみに「離れ」はこんな感じ。
写真左下に、畑の枠が見えます。
今回は、この「畑」の話。
当時も、庭に畑があることはとてもうれしく、
トマトやらキュウリやら
家庭菜園定番の野菜を植えていたのですが、
いつしか面倒になり、放置してしまいました。
結果的に雑草は伸び放題となり、
畑スペースは無用の長物と化したのです。
にもかかわらず、このマンションを出て
戸建てを建てた際にも、庭に畑を設けました。
模型でいうと、ここです。
駐車場は結構広く、詰め詰めに詰めれば
乗用車が4台入ります。「庭」というよりは
完全に駐車場なのですが、その突き当りに
畑スペースを設けました。
たまたまではなく、わざとです。
コンクリートを流し込む際、
ここだけ、土のまま残してもらったのです。
小学生になる子どもと一緒に、
収穫の喜びを味わいたい。
それが最大の目的でした。
というわけで、
「今度こそ」
の思いで、
再び家庭菜園を始めることとしたのです。
これにあたり、
畑のサイズを縮小しました。
マンション時代の畑は、
約2m×約3m=約6㎡。
一方、今回の畑の場合、
約4m×0.8m=約3.2㎡。
「馬力を下げたのかアニキっ!?
それじゃデチューンじゃないかよ。
わざわざおそくしてどうすんだよ!?」
『頭文字D』でおなじみ、
高橋兄弟の弟・啓介はこう言いました。
それに対し、兄・涼介は。
「そうとは限らないぞ啓介…
覚えておいたほうがいいぞ。
速く走るために馬力を下げることもあるんだ」
ダウンヒルでハチロクと戦うため、
涼介は愛車・FC3Sの馬力を下げました。
パワーを下げたにもかかわらず結果的に速い。
そういう「トータルバランス」を考えたのです。
家庭菜園も、
これと同じ。
「覚えておいたほうがいいぞ…。
畑作業をしやすくするために
面積を狭くすることもあるんだ」
で、結果的には、これが絶好調です。
今年の6月、畑はこんな状態。
一番左には子どもが植えたミニひまわり、
中央に枝豆、右にトマトがあります。
例年よく採れるトマトに加え、
今年の夏は、
枝豆食べ放題
を目指して、種から植えてみました。
例年、キュウリやらジャガイモやら、
子どもと一緒に楽しく育て、
そして収穫しています。
基本、食べるものしか育てません。
マンションでは挫折した家庭菜園が、なぜ
戸建てなら続けられるようになったのか。
その理由はひとえに、畑の面積にあったのです。
およそ半分としたことで、この面積であれば、
雑草の対処もそれほど大変ではありません。
そして、あの
赤城の白い彗星・高橋涼介も気付かなかった
もう一つの大きな要素は、
奥行がないため、
畑に足を
踏み入れなくても
畑作業ができる
ことです。
以前の畑は、二辺が壁になっていたため、
その方向から畑に手を出すことができず、
雑草を抜いたり、畑を耕したり、
肥料をあげたりする際には、土がむき出しの畑に
足を踏み入れなくてはなりませんでした。
しかし、今は違います。
コンクリートの部分に立ったままで、
上記のような一連の畑のケアができるため、
とても楽チン。
革靴でもビーサンでも、
それを履いたままで
一連の畑作業ができる
のです。
面積が狭いだけでなく、
奥行きが80㎝と浅いため、これが実現しました。
もちろん、できた野菜の収穫も楽らく。
「庭からキュウリ採ってきて~」と、
子どもに頼むこともできます。
注文住宅を建てるにあたり、庭に
家庭菜園スペースを設ける方は多いと思います。
そんな時、
靴を履き替えなくても
作業ができる
というのは、大きなメリットです。
我が家のように奥行を浅くしなくても、
畑の周囲ぐるりから手が出せるのであれば、
もっと大きな畑にしてもいいかも知れません。
奥行80㎝までなら作業ができることは、
我が家の畑が実証しておりますので、
その場合は一辺160㎝以下の正方形までなら、
履き替えナシの畑作業が可能ということになります。
「理由はどうあれ、今回のデチューンは
オレにとっては屈辱だ」
高橋涼介はそう言って悔しがりましたが、
自分はまったく気にしていません。
乗りこなせない高性能の車よりも、
身の丈に合った車のほうが、
パワーを使い切れる楽しさがあるというもの。
家庭菜園も、
ダウンヒルの
セッティングも同じ。
なのです。
違うか。
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