どうも、のっけから
稲川淳二です。
いやね、前回あたしが話したことが
家内にもなかなか好評をいただきましてね、
「あんた、この記事もっと書きなさいよ!」
なんて言うもんですから、こうして
続編をお届けすることになったんですよ。
第一話は、こちらからどうぞってことで、
今回はその、続きなんです……。
これは、あたしのいとこが買った
新築建売物件の話なんですがね、家族構成は
旦那さんと奥さん、そして子どもが2人。
まだ0歳と、2歳の男の子がいる家なんですがね、
ミッドセンチュリーを意識した
おしゃれな黒いアイアンの家具付きで、
旦那さんが一発で気に入っちゃったってことで
買ったようなんですよ。
しかし、その家に一歩入った途端、
あたしゃ気付いてしまったんですよ。
おしゃれすぎるアイアンのテイストが、
リビング階段の手すりにまで施されている
…ってことにね。
つまり、階段から2階の廊下までつながる
手すりが、もう、
すっかすか。
※イメージです。
まだまだ小さいお子さんがいる家で、
こりゃあありませんよ。子どもの目で見れば、
欄干のない橋のようなもんです。
奥さんはすぐに、この巨大なすき間を、
ホームセンターで買ってきた投網みたいな
もんでがっつり塞いでいましたがね、
そりゃそうです。危ないですもん。
おかげで、おしゃれミッドセンチュリーの
テイストは見る影もなくなっちまって、
旦那さんもずいぶん落ち込んだようなんですが、
子どもさんが2階から落ちるより、
はるかにマシってもんです。
小さいお子さんがいる家の場合、
おしゃれと危険は紙一重
…ってことなんですね~。
次はね、あたしたち夫婦がこの家を
建てている間、仮住まいをしていた
木造の物件の話なんですがね。
この家に住み始めることになった日の夜中、
トイレの中から声がするんですよ。
「あなた~、あなた~」って、あたしを呼ぶ
か細~い声が、確かにするんです。
恐る恐るトイレのドアを開けると、
そこにいたのは、家内でした。なんと、
トイレットペーパーを収納してある棚が、
高くて手が届かなかったらしいんですね。
これも、本当にあった話です。
トイレでするべきことを済ませて、
「さあ」って使おうとしたら、紙がない。
ありかは分かっているのに、手は届かない。
紙も仏もありゃしない。まさに、
紙に見放された
って話です。怖いな~怖いな~。
そしてお次は、完成したばかりの家を公開する
いわゆる「完成直前内覧会」ってので、
実際に見てしまった物件の話なんですがね、
キッチンの隣に、それはそれは大きな
パントリーが設けられていたんですよ。
ウチにはそんなものありはしませんから、
家内も「わあ、憧れるぅ~」なんて
言いながら見ていたんです。
こんな扉だったと思ってください。
この扉を開けた瞬間、家内は
とんでもないものを見てしまったんですよ。
その内部はこうなっていましてね、
一番上の棚は、完全に使うことのできない、
デッドスペースになっていたんです。
家の中に死の空間があるなんて…。
これじゃあ、
呪怨の白い子どもだって入れやしません。
じゃあどうするべきだったのかっていうと、
この扉は、
天井までの高さであるべきだったんですね。
家を建てる人は建築の素人なんですから、
本来は、営業マンなり、設計士なりが
気付かなくてはいけない案件です。なのに、
こんなことも、実際に起こりうるんです。
怖いな~、怖いな~。
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