今後30年以内に、70%の確率で
発生するとされる「首都直下地震」。
目の前に寿司が10貫あって、
そのうちの7貫が激辛ワサビ入りだとしたら。
どれかひとつを食べて「セーフ」になる確率は
3割ということになるわけですが、
絶対に、アタリを引く
予感しかしない。
また、人生100年時代が本当だとしたら、
あと60年近く生きなくてはならないわけで、
激辛寿司パック10貫のうち、1貫と言わず2貫を
食べなくてはならないわけですよ。
アタリだけ2貫連続で食べるなんて無理!
ましてや息子に至ってはあと90年は生きるわけで、
アタリだけ3貫連続なんて、確率的に0に近い。
つまりほぼ100%、息子はその人生の中で
大地震を経験することになるわけです。
このところ、NHKが「首都直下地震」をテーマに、
大々的な番組キャンペーンを行っています。
その中で展開するドラマもリアルで怖いのですが、
それ以上に、局をあげてのキャンペーンそのものが
力が入りすぎててなんか怖い。
公にはできないけれど重大な秘密を、
実は把握しているのではないかと思うくらいに、
NHKは今、地震に対する備えを強く啓もうしています。
ヘーベルハウスを建てる人は、
地震に対する備えを重視した人が多いと思います。
かくいう自分もその一人。上記のような考えのもと、
この先の人生で少なくともあと1回は大きいのが来る
という前提で、ヘーベルハウスを選択しました。
ヘーベルハウスの耐震性については、
個人ブログであれこれ書くよりも
オフィシャルを見た方が早いので端折りますが、
「備える!ヘーベル」と題した
地震対策専用HPの中には、こんな一文があります。
ヘーベルハウスであれば、大地震で即倒壊する可能性は極めて低いので、無理に屋外へ出ようとせず、強い揺れが収まるのを室内の安全な場所で待つのがベターです。
せっかく倒れない建物にしたのに、
家の中にいて被害に遭っては本末転倒。
それを踏まえ、改めて我が家の
家具の配置状況などを紹介したいと思います。
1階は親世帯、2~3階は私たち夫婦と
小学生の息子が住む、二世帯住宅の我が家。
まずは1階、親世帯の寝室。
家具は手前に見えている胸くらいの高さのタンスのみ。
そして寝る時の布団は、万が一これが倒れてきても
大丈夫な場所(白線部分)に敷いています。
同じくリビング。
和室と同じく一番背が高い収納家具も胸まで。
テレビはベルトで固定してあります。
そしてキッチンの吊り戸はもちろん、
地震の揺れで勝手に開かない耐震ラッチ付き。
寝ている時も起きている時も、
家具や、頭上から落ちてくるもので
怪我をすることがないようにしてあります。
子世帯もまた、この考え方で家具を置きました。
一番背の高い家具といえば、正面に見えているテレビ。
もちろんベルトでがっちり固定済みです。
テレビの側から見たLDK全景も、この通り。
倒れてくるもの、頭上から落ちてくるものは
一切ありません。
3階は寝室と、子ども部屋と、
夫(自分)の部屋がありますが、
それぞれ見てみましょう。
まずは寝室。
なんにもありません。この部屋に布団を敷いて、
親子三人川の字で寝ています。
で、子ども部屋はこう。
ベッド兼デスクの背の高い家具がありますが、
実はこれ、かなりの奥行きがありまして。
かつ、左右もギリギリで設置されているので、
手前に倒れてくるようなシロモノではありません。
最後は夫部屋。
家具らしい家具は、このソファくらいです。
再びヘーベルの地震対策専用HPの一文を借りれば、
震度6強~7の強い揺れなら、現実的には揺れに翻弄されてほとんど身動きがとれず、その場でしゃがみ込んだり、目の前にあるクッションやふとんなどで頭を覆ったりという行動が精一杯です。そのため、事前に家具の固定を行い、身の安全への備えをしているかどうかが、生死を左右するのです。
とのこと。家の中で怪我をしないため、
地震のことを考えた我が家の家具配置web内覧でした。
ところで、冒頭の地震のイラストを載せたいがために、
例によって、
フリー素材集「いらすとや」のサイトに行ったのですが、
…って、どういう絵だこれ。
動じないにもほどがあるだろ。
…って思ったけれど、
このところ頻発する地震に対して、
我が家はなんか、親も子もこんな感じです。
いいんだか悪いんだか。
大地震が来てしまうというのなら、
家族の全員がこの家にいる時にしてほしいよ…。
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