築20年を超える戸建てなどの場合、
リビングルームが1階にある
という方も多いと思います。
あるいはリビングルームはなく、
台所は台所として独立した部屋になっており、
廊下を通って、移動して
広い和室=そこがみんながくつろぐ
テレビのある部屋という形もあるでしょう。
かつて自分が住んでいた戸建てもそうでした。
1985年頃に建てられた、その木造戸建ての家は、
お風呂、台所、和室が1階にあり、
2階には寝室としての和室と、板張りの個室が2つ、
そして広めのベランダという作りでした。
その家ではご飯など、基本的に家族が過ごすのは1階。
その後は各自が個室へ…という構造です。
しかしこれから
注文住宅を作るのであれば、
どのフロアに
リビングを作っても、
実は、いいのです。
そして、2階にリビングを設けるメリットは、
たくさんあります。
2階にリビングがあると、まず、
圧倒的に明るいという良さがあります。
特に、現在戸建てを持っていて、
そこが住宅街である場合。
周囲に建物があるわけですから、薄暗い1階に
リビングを設けることはありません。
その土地に新たに新築の注文住宅を建てるのならば、
2階にリビングを設けるのがおすすめです。
1階にリビングがある家に住んでいると、
「リビングは
1階にあるもの」という常識
に囚われがちですが、
2階にあっても全然問題はありません。
さらに、同じ2階にお風呂とベランダを作れば、
風呂上りからのくつろぎタイムにも
階段を移動する必要がなく、
風呂の残り湯を使っての洗濯、……からの
ベランダ干しという動線も、実にスムーズ。
1階には、寝室や子ども部屋などを
持ってくればよいのです。
ちなみに我が家は
ヘーベルハウスで建てておりますが、
ヘーベルでは、設計の段階で
各部屋の明るさのシミュレーションもしています。
その図がこちら。
色が明るいほど部屋も明るいということで、
真っ暗になっている部分は押し入れなどの収納です。
我が家は二世帯住宅なので、
1階にも2階にもリビングがあります。
さんざん2階リビングを推しておいて
1階にもリビングがあってしまうわけですが、
それは二世帯なのでやむを得ないということで。
そしてまた、そういう条件であるならあるなりに、
1階の採光も考えて作られていることが、
この図からわかります。
隣家との境のスペースに駐車場を設け、
隣の建物と距離をとることで、
1階にも陽が差し込むようになっています。
そして2階リビングの明るさは
言うまでもありません。
吹き抜け部分に設けられた窓のおかげもあり、
いつでも、外の明るさと
室内の明るさはほぼ同じです。
かつてマンションに住んでいた頃や、
また1階和室をリビングルームとしていた頃は、
昼間でも灯りをつけていましたが、
今は、全くそうした必要はありません。
太陽の光が十分に差し込むので、
観葉植物もみな絶好調です。
毎日、陽の当たる場所に移動させる必要も
全くなくなりました。
そうした話と、3階建てにまつわる
よもやま話はこちらで。
この家を建てる前、
私たちはあちこちの住宅展示場に行き、
さまざまなハウスメーカーの家を見まくりました。
メーカーに限らず、
今は、リビングはどのフロアにもあります。
3階建ての3階にリビングがあるというケースも
全然珍しいものではありません。
…というわけで、今日のまとめは、
リビングは2階に
あると明るいよ!
という話でした。
当たり前と言えば当たり前の話ですが、
これを読んでいる方の一人でも
「言われてみればそうだな」
と思っていただければ幸いです。
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【我が家が比較検討したハウスメーカー】