なんと、この春から
町内会の班長
になってしまいました。
去る４月、現班長さん（おばちゃん）が
我が家にやってきて言いました。
「本来、今年は〇〇さんの予定だったが、
身内に不幸があったそうで、急遽ではあるが、
keigomanさんに班長をお願いしたい」
とのこと。順番に回ってくるもので、
断ることもできないのが町内会の恐ろしさ。
ただし、おばちゃん現班長さんは言いました。
「昨年はコロナで、町内清掃や夏祭りなど、
面倒なイベントは全て中止になっている。
今年もきっとそうだからやるなら今年がおススメ♡」
そう言われればますます断れるものでもなく、
その場で引き受けたところ、おばちゃんは言いました。
「大丈夫大丈夫、やることなんてほとんどないから♡」
ちなみに自治会は約150軒から成る
大きな組織となっており、
１班あたり10軒程度をうけもち、全15班が存在。
今年のkeigoman家は、
ひまわり自治会（仮）の11班班長となりました。
やることなんて大してないけれど、
15人の班長はそれぞれ、
町内会費などの集金を行うそうです。
ん？
……町内会費の集金？
ああ、忘れてた。＿|￣|○
そう言えば春と秋、班長さんがやってきて、
会費を集めていたっけ……。
ちなみに額は2100円を年に2回。
ただしこれは去年から、
年に1回にまとめて4200円となっています。
自分が担当する、
10軒の家々をピンポンしてまわるのは大変です。
当然、その作業が一度で済むはずもありません。
留守の家には、再度
訪問しなくてはならないことは必定です。
思えば分譲マンション時代は、
管理組合費は引き落としだったっけ。
そのほうがよっぽど楽だったなあ……
などと遠い目をしても後の祭りです。
どうしよう、そうだこうしよう。
早速、こんなプリントを作りました。
固有名詞などには若干のダミーが入っています。
スマホで読んでいる方は見にくいと思うので、
文字部分を抜き出すと、こう。
町内会費及びひまわり自治会費の集金について
去る5月上旬、回覧板にてお伝えさせていただきました通り、本年の会費は１年分をまとめて１回、4200円を集金させていただくこととなりました。
つきましては、6月25日～30日の間に集金にうかがわせていただく予定でしたが、昨今のコロナ禍の情勢を踏まえ、対面や、現金のやり取りによる接触を避けるため、次の方法とさせていただきたく存じます。
- 添付された封筒を一枚抜き取り、表面に名前を記入するか、印鑑を捺印
- ４２００円を入れ、keigoman家のポストに投函（ピンポンは不要です）
- 受け取り次第、２日以内に領収書を各お宅のポストにお届けします
またこれにより、「突然来られても1000円札４枚100円玉2枚がない」といった事態も避けられることと存じます。
keigoman家の住所は ○○○○ となります。〇〇交差点角の、白くて四角い家です。また、ポストは下記の画像の通りです。
6月25日までであればいつでも結構です。※ご投函のない場合は６月25（土）26（日）の間にお伺いいたします。ご協力のほど、何卒宜しくお願い致します。
ってなわけで、もう、完璧。
今年は取りに行くのではなく
届けていただきます。
コロナ予防で対面を避けるため仕方がありません。
※自分と同じように町内会の班長になった方は、
先の文章をご自由にお使いいただいて構いません。
というわけで、こちらの文書を回覧板にして
回したのが今朝の話。
すると夕方、回覧板が回る9件目のお宅、
自分に班長になることを依頼してきた
例のおばちゃんが
ピンポンをしてきました。
なんか回るの早いな。
嫌な予感がするな。
手には、先の文書を持っています。
で、おばちゃんの話を要約すると、こう。
「私じゃなくて何件かの家から、
苦情が私のところに電話で来ている。
ポストに鍵があるかどうかも分からないのに
お金を入れるのはどうなのか。
万が一の場合はどうするのか。
いつまでに払うのかもわからない。
あとこれは会長の名前がないが、独自か？」
とのことでした。
今までと違うやり方をしたので、
こんなクレームもあるかとは
密かに思っていましたが、やはりありました。
「大丈夫、ポストに鍵はあります。
あと、6月25日までに届けていただいて、
それがなければ
こちらが取りに行くとも記してあります。
ああそれから、
文書は自分が独自に回したものです」
と、反論をさせていただきまして、今に至ります。
自分が新参者として
この町に引っ越してきて６年目。
クレームがあった場合、自分ではなく、
元からの住人である前班長のところにそれが
いくところが、なんともね……。
この度の事態が
今後どうなるのかは分かりませんが、
動きがありましたらご報告いたします。
マンションにはマンションの良さがあり、
戸建てには戸建ての大変さがあるんだなあ…。
これから戸建てを建てる方は、
こうした事態もあるということを
覚えておいて損はありません。
最近は何ですか、
「引っ越しの前に、隣の人が
どんな人なのかを調査するサービス」
なんていうのもあるようで、やはり、
引っ越しというのは多分に
ギャンブルの要素もあるということです。
ともあれ、
班長としての活動はまだまだ続きます。
これ以上、
「やることなんて大してない」ことを
祈るばかりだよ……。
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