keigoman’s diary 注文住宅物語

注文住宅や、二世帯住宅にまつわる記事を中心に。

【家族の物語】チョコミントと自転車と、じいちゃんの話

 

私たち夫婦に息子が生まれた時、

自分の両親……つまり、

今は二世帯住宅で一緒に住んでいる

じいちゃんばあちゃんは本当に喜んでくれました。

2人にとっての初孫であり、

今現在においても、ただ1人の孫です。

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今から15年ほど前、

結婚した私たちは分譲マンションを買い、

息子が生まれ、その息子が小学生になる直前に、

それまで別々に暮らしていたじじ&ばば夫婦と、

この家で一緒に住むようになりました。

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こんな家族構成で住んでいます。

 

その、私たちの息子が4歳になる誕生日、

彼に初めての自転車を買ってくれたのは

じいちゃん&ばあちゃんでした。

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息子が小学校に入る前の年、

ランドセルを買ってくれたのも、2人。

それから何年かして、

最初の自転車がすっかり小さくなった時、

2台目の自転車も2人が買ってくれました。

そして今年、小学6年生になる息子に、

2人は3台目の自転車を買ってくれました。

「じいちゃんに買ってもらいたい」

そんな風に孫におねだりされることが、

2人の、特にじいちゃんにとっての

喜びでもあると、私たち夫婦は思っています。

 

そんなある日。

「今日のおやつなにー?」

いつも通り、学校から帰ってきた息子に

主夫をしている自分は言いました。

「そこにあるチョコミントロール。

 スーパーで見つけて初めて買ったけど、

 我が家でチョコミントを食べるのは

 君だけだから、

 多少口に合わなくても全部食べてね」

おやつをモグモグしながら息子は言いました。

「そっか、父ちゃんも母ちゃんも

 チョコミント嫌いだったっけ」

「そう。チョコミントアイスとか絶対に食べない」

「じゃあ、僕は突然変異?」

「そうだな、ばあちゃんも、じいちゃんも

 食べているの見たことないなー」

 

すると息子は、表情を一切変えることなく、

それまでと同じ口調でこう言いました。

 

「じいちゃんは血縁じゃないから、

 味の好みの遺伝は関係ないよ」

 

え。

 

手にしたコップを落としそうになりましたよ。

そうです。

これまでも特に公表はしてきませんでしたが、

実は、じいちゃん…自分にとっての「父親」は、

母親の再婚相手です。

自分の両親は自分が小学2年生の時に離婚し、

それからはずっと母子家庭でした。

そして自分が大人になり22歳で家を出て、

それから何年かした後に、母親は

今の「じいちゃん」と再婚したのです。

本来であれば一人息子である自分が

年老いた母親の面倒をみる必要があるのですが、

そういう意味では、

自分はじいちゃんに感謝しています。

一緒にいてくれて、

ペンキ職人として働いてきた給料を、

給料袋のまんま未開封で家に持って帰ってきて

ばあちゃんに「はい、今月分」と言って

渡してくれる、そんな人です。

 

もちろん、そういう関係であることは、

自分は結婚の前から、奥さんに話していました。

それも承知の上で、

「夫君の両親と一緒に住もう。

 二世帯を建てて5人で住もう」と

ある日突然言い出してくれた奥さんには

感謝の気持ちしかありません。

 

と、それはそれでさておき。

びっくりしたのは、息子の発言です。

 

「お前……、いつから知ってた?」

「ん、ずっと前から」

指についたチョコミントロールの

クリームを舐めながら、息子は平然と答えます。

「本当は血縁ではないのではないか」

という“疑惑”ではなく、完全に、

“確信”を持っていることが分かります。

動揺しているのは、自分のほう。

「いや、隠していたわけじゃないけど、

 言わなくてもいいことだから今まで

 言わなかったんだけど……なんで気付いた?」

「ばあちゃんの彼氏ってことは、

 父ちゃんの本当の父ちゃんじゃないなって」

 

これ以上は踏み込んで聞きませんでしたが、

恐らくは、失言の多いばあちゃんが、

そうと気付かずに

うっかり何かを言ったのだと思います。

 

「そのさ、君が知っているってことを、

 じいちゃんとばあちゃんは知ってるの?」

「知らないよ」

 

自転車を買ってもらったのは

ついこの間のことです。

実は他人であることを知ってなお、

彼は今まで通り、じいちゃんに

自転車をおねだりしていたのです。

つまり、何もかも知った上で、

初めて自転車を買ってもらったときのように

今まで通りに接していたということになります。

そういうところが、息子にはあります。

口が堅くて余計なことは言わない男です。

 

「君のそういうところ、本当にすごいし、

 賢い子に育ったなって父ちゃん思うよ」

「そう?」

「賢いついでにお願いしたいんだけどさ」

「なに?」

「そのことを知ってるってこと、

 これからも2人に言わないでおいてくれる?」

「別に、言わなくてもいいことだから

 言わないよ」

 

チョコミントロールを食べ終えて、

息子は誘いに来た友達と一緒に、

自転車に乗って外に遊びに行きました。

 

いつの間にかこんなにも成長していて、

父ちゃんびっくりだよ。

心が男前。

 

 

そんな事件があったことを、

その日の夜、奥さんに話をしたら、

彼女もびっくりしていましたが、

2人の思いは同じでした。

 

彼が言わないって

言ったのなら、

絶対言わないだろう。

 

 

隠し事と言えば隠し事ですが

その方が、じいちゃんばあちゃんにとっても

いいことだと思います。

二世帯住宅に住むことで、

互いの距離が近くなったからバレたのかな。

そんな気もしますが、息子のおかげで、

これ以上の波風が立つことはなさそうです。

 

チョコミントロールのおやつから

とんでもない事実が発覚した、

ある日の我が家でした。

ああ、びっくりした。

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