住宅を建てるうえで、ハウスメーカー選びと
同じくらいに大切なのは、土地です。
「駅徒歩何分」とかそういうことではなく、
地盤の強度。
その土地が、どれほど強固な
地盤であるのかが大事です。
私たちのように、新規で土地を
購入した場合はもちろんですが、
すでに土地がある方や、
今ある古い実家を建て替えるという方も、
施工前には必ず地盤調査をしなくてはなりません。
ハウスメーカーや工務店などで家を建てる場合、
まず最初に、土地の地盤調査を行います。
その結果、すんなり家を建てられることもあれば、
「地盤改良」といって、土地を補強する工事を
事前にしなくてはならないこともあります。
固い地盤まで、杭を何本も打ち込むわけです。
その土地の強度によって、
地盤改良工事の方法は異なり、
それによって値段も変わってくるのですが、
施工面積1坪(3.31㎡)あたり3~7万円が相場。
一般的な広さである、
30坪の家ならば、
90~210万円の代金が、
土地・建物代とは別に
かかるわけです。
その調査は、機械を使い地面に棒をぐいぐいと
挿し込んで、その音で地盤の状態を
調べるという、いたってシンプルな方法。
以下が、我が家の調査結果です。
結果、地盤改良は不要ということになり、
私たちもひと安心したわけです。
ヘーベルハウスに限らず、
注文住宅を建てた知人はみな、この
「スウェーデン式」で調査したそうなので、
恐らく、全国的にこれが一番ポピュラー
…というか、調査方法は
これしかないと思われます。
「私たちはドイツ式でお願いします」
「じゃあここは、イギリス式でひとつ」
といった選択肢はありませんでした。
「なぜスウェーデンなのか」という疑問は、
家を建てた人なら、誰もが抱くところです。
しかも、「ガリガリ」とか、「ユックリ」とか、
ほんまかいな、と思わざるを得ないわけですが、
これがスウェーデン人のやり方なのです。
実家を建て替える方の場合は、
その土地の強度というのは、
ある程度把握していることでしょう。
しかし、私たちのようにゼロから土地を
探すのであれば、できれば、
地盤改良の要らない土地を買いたいものです。
しかし恐ろしいことに、
この調査は、
土地を買った後でないと、
できません。
購入してから当たり外れが判明するということです。
「実は軟弱な地盤でした」ということも、
往々にして起こりうるわけです。
そこでおすすめなのが、
こちらの完全無料のアプリ。
「じぶんの地盤」です。
かつて『タモリ倶楽部』で紹介され、
そのタイミングで自分もダウンロードしたのですが、
これがなかなかに優秀かつ面白いアプリ。
自分のいる場所の地盤を、このように、
地盤改良比率のほか、公共のデータに基づいた
液状化、土砂災害、地震による揺れ、
浸水のリスクの5項目を各20点満点で評価し、
最大100点満点で表示してくれるのです。
いつでも、どこでも、その場所の地盤の安全性を
スコアとレーダーで示してくれるため、
地盤に関する安全性と、関連情報をスコアで
見ることができます。
さらに現在地のスコアのほか、
スマホのカメラと連動し、映像の中で
100メートル先、300メートル先のスコアも表示。
今いる場所と同時に、どの方向が安全かが分かります。
ハウスメーカーから土地を見せてもらったときに
これを使ってその場で、地盤改良の必要性の有無、
その可能性が分かるというのは、
本当に便利ではないかと思うわけです。
アプリの評価サイトを見ると、
「準備しています」のまま起動しない
という声も多いようなのですが、
iPhone8の自分は普通に動いております。
機種や環境によっては、調子悪いのかな。
そしてまた、今回の記事を書くにあたって
色々と調べていると、
こんなサイトも見つけてしまいました。
サイトの中にある検索欄に、
調べたい場所の住所を入れるだけで、
事前登録なし&無料で、すぐに、
その土地の情報が分かります。
我が家の場合はこんな感じ。
最寄りの駅やバス停、公園、避難所
までの距離まで瞬時にわかるすぐれもの。
メールアドレスを入れるわけでもないので、
さくっと調べることができて、
あとくされがありません。
リアルな住所を入れるのが不安な方は、
最後の番地だけ違う数字を入れてもいいでしょう。
それにしても我が家の立っているこの場所が、
7万年~1万8000年前にできた土地だなんて、
知らなかったよ…。
というわけで、土地から探す方は、
スウェーデン式の前に、
これらのアプリやサイトでその土地の
地盤の強さを調べておくとよいと思われます。
また、その土地を管轄する役所が公開している
ハザードマップも事前に見ておくのがお勧めです。
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