我が家の引き戸は、比較的重いです。
今回はその解決法を書くつもりでいましたが、
それ以外の情報もぎゅうぎゅうに
詰まった内容となったので、目次を作りました。
メンテナンスのプロがやってきた
事の発端は、これでした。
一階のこの引き戸ですが、
レールの端が5㎝ほど、
途中で折れてなくなっています。
入居から2年目のことでした。
ヘーベリアンセンターに電話すると、
さっそくメンテナンスの方が来てくれまして。
「これは、折れているのではなく、
レールがずれて左に入り込んでいます」
とのこと。まれにあるそうです。
まずは扉を外し…
レールもいったん取り外して、
その裏側に、今度はずれないよう
両面テープを貼ります。
レールを外された側の状態がこちら。
下の写真の、赤で囲んだ部分の穴に、
レールが入り込んでいたということです。
基本的にこのレールはメンテナンスなどのため
釘で固定などはしていないそうで、
ぎゅっとはめ込んであるだけなのです。
というわけで、レールを元に戻して、
専用の道具でカンカンと
叩いてはめ込んで終了です。
「レールが折れた」と思った人向けまとめ
と、ここまでは
「まれにある」ケースに見舞われた方に
向けての内容でした。まとめると、
・レールは折れているようで、そうではない
・専門家に依頼しないと、これを直すのは大変
という話。
本題「引き戸が重い」の解決法
ここからが、より多くの方に向けた内容です。
「引き戸が重い」
を、解決する方法を、今回来ていただいた
メンテナンス専門家の方に教えていただきました。
引き戸が重くなる原因は、やはりそこに
溜まったほこりと、そして、
タイヤとレールがこすれることで発生する
金属や樹脂の粉などによるものだそう。
レールをまめに拭くことも大切ですが、
タイヤ自体のメンテナンスをすることで、
この「重さ」は大きく改善されるそうです。
「タイヤは、引き戸を外さなくても、
ドライバー1本で簡単に取れますよ」
とのことなので、実際に見せてもらいました。
ネジ部分を拡大すると、こう。
①は、タイヤが付いている、
このユニットを外すためのネジ。
②は、タイヤの高さを調節するためのネジ。
引き戸を脱着する際にいじるものなので、
先ほどはこの②をいじりましたが、
ここから先は触れません。
というわけで、①のネジを緩めていきます。
「ほぼ外れた」状態で、
回すのをやめるのが大きなポイント。
タイヤ取り外しの肝であり、
一番難しいと思われる部分です。
その、飛び出たネジを手で持って、
扉自体を持ち上げながら、飛び出たネジで、
ユニット自体をひっかけるようにしながら
手前に引き出します。
その場に2人いるのなら、そのもう1人に、
扉を持ち上げてもらうとよいでしょう。
ネジはまっすぐ横に引くのではなく、
上方に角度をつけて横に引っ張り出すのがコツ。
取れた!
あとはそのまま引き出すだけです。
このようなユニットが出てきます。
めちゃめちゃ
ピンボケやないかい!
…と、セルフ突っ込みも入れたので、
次の作業へ。
シリコンスプレーがおすすめ!
タイヤをよく拭いたら、
シリコンスプレーを吹き付けます。
おすすめのスプレーはこちら。
かつて、ヘーベルハウスが開催していた
家のメンテナンス講座に出席した際に
いただいたもので、今回のような場所や
ドアの蝶つがいなどに使用する、
潤滑をよくするスプレーです。
ちなみに。これ結構重要です。
この手の商品で有名なアイテムとして、
三桁の数字でおなじみのスプレーがありますが。
そうです。
2倍すると「1112」になり、
2で割ると「278」になるやつです。
あのスプレーは油分が強く、
吹き付けた当初はいいけれど、その後、
吹き付けられた液体が汚れやほこりを
吸い寄せ、結局は余計に汚れるので
おススメはしないとのことでした。
というわけで、改めておすすめはこちら。
ラム君も絶賛する、
万能シリコーン 無溶剤タイプ。
|
ゴム・プラスチック・木材にも使用可能で、
一家に1本、常備しておくと便利です。
あとは、このタイヤユニットを元に戻して、
そして反対側にも同じようにタイヤが付いているので、
同じように作業をしたら終了です。
驚くほど軽くなりました。
いつもの力で開けたところ、
「今帰ったぞ!」とばかりに
バーンと扉が音と立てて開き、跳ね返って
閉まりかけた時はびっくりしました。
どんな家が、重くなりやすいか
メンテナンスをしていただいた男性の話によると
犬や猫などのペットを飼っている人の家は、
このタイヤ部分に毛が絡まって、
滑りが悪くなりやすいとのこと。
同様に、人の毛が抜けやすい場所…つまり
洗面所入り口の引き戸も、
毛が絡まるケースが良く見られるそうです。
どんな扉が、重くなりやすいか
さらに余談ですが、引き戸が重くなる原因として、
我が家の場合は、このように…
引き戸自体が天井までの高さであるうえ、
ガラスのスリットも入っているので、
戸板自体が重いというのが、要因のひとつ。
同じ天井高でも、こちらの戸板のように…
ガラスがないと、その分だけ軽くなり、
重さも多少は軽減されます。実際、
この2つの扉は、開ける時の重さが違います。
感覚としては、
軽い方を1とするとガラス入りは1.4くらい。
さらに天井高でない引き戸の場合は、
0.7くらいのイメージです。
引き戸のメンテナンスと、
引き戸そのものについて
あれこれと語りましたが、
この話の続きはまたいずれ。
タイヤを外す作業自体は、自分も
やってみましたがそれほど大変ではないです。
特にペットを飼われている方は、
一度この部分の掃除をしてみてはいかがでしょうか。
はい、ズバッと解決!
奥さんズ!
by FM Nack5 79.5MHz
『HITS! THE TOWN』より。
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