keigoman’s diary 注文住宅物語

注文住宅や、二世帯住宅にまつわる記事を中心に。

物件マニアの夫婦は見た! 本当にあった怖い間取り

 

俗に、

「家は3回建てないと、

 本当に満足のいく家にはならない」

なんて言いますがね、どだい、

そんなのは無理な話ですよ。

1回買うのだって大変だってのに、

3回も買えるわけがないんです。

 

どうも、稲川淳二です。

 

 

今回はね、私が家を買う時に実際に見てきた、

いやーーな、間取りについて、話しますよ。

1度しか買うことのできない家を建てるにあたって、

わたしゃ、本当にたくさんの家を見てきたんです。

そんな中、これは実際にあった話なんですよ……。

 

まずはね、この写真を見てください。

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一見、素敵な部屋に見えますがね、

おや? なんかおかしいな?

変だぞ、変だぞって声が、

心の中から聞こえてくるんですよ。

何が変なのかなって、よーく見てみたら、

なんと、

ダイニングテーブルが、

キッチン手前の収納を

ふさいでいる

じゃありませんか。

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これに気付いた瞬間、

わたしゃゾーッとしましてね、だって、

ダイニングテーブルの上には、わざわざ

ペンダントライトが吊り下げてあるんです。

そのために、引掛けシーリングを天井に設置して、

つまり、ここにテーブルを置く、

そういうデザインになっているんです。

全体の広さから言って、このLDKは、ここしか、

ダイニングテーブルは置けないんです。

なのに、そのテーブルのせいで、

キッチンの扉が、

開かずの扉になってしまった

ってことなんですね。

いやだな~、いやだな~。

前面に収納のないタイプのキッチンなら

これでもよかったのに…。

そしてこの家はモデルハウスではなく、

家具付きで販売する物件なのに、

なんでこんなことになっちゃったのかな~。

 

 

次はね、最近、家内が車で通る道路沿いに、

きれいな、新築の家が建ったんです。

その家は、2階に立派なベランダがあって、

そこには、物干し台なんかもあってね、

さぞ、洗濯物が良く乾くんだろうなーなんて

思っていたら、来る日も来る日も、

そのベランダには、洗濯物が干されていないんです。

じゃあ、どこに?…っていうと、

たくさんの洗濯物は、1階の掃き出し窓の外に、

むりやり、全部干してあるんですね。

家内は思いましたよ。

おかしいなー、おかしいなー。

なんで、2階で干さないのかなー。

その話を聞いて、わたしゃハッと気付いたんです。

お風呂場と洗濯機が1階にある

…って、ことにね。

だからその家の奥さんは、

階段を上るのが面倒なんで2階に上がらず、

狭い干し場でむりやり1階に干してたんですよ。

洗濯機と干場のフロアは、違っちゃいけません。

洗ったらすぐに乾かせる動線ってのが、

大事なんですね~。怖いですね~。

 

そしてまた、洗濯物と言えば。

こないだも家内と、

モデルハウスを見に行きましてね。

モデルハウスって言っても、

今回は展示場じゃあ、ありません。

なんでも、新築の戸建てが集合した

分譲の物件で、全体は完成していないけど、

そのうちの何棟かは、モデルハウスとして

内装も完成しているってヤツです。

新築ですから、そりゃあきれいなもんですよ。

家内もね、

「あらステキ」「ここもステキ」なんて

言いながら見ていたんですが、ある部屋を見て、

ピタッと、動きが止まったんです。

「おい、どうしたんだ?」

わたしが声をかけても、

家内はがたがたと震えてるんです。そして、

震えながら指をさしたその向こうにあったのは、

広いベランダです。

それの、何が恐ろしいかって、

そのベランダは、

ベッドが置かれた

寝室に面していたんです。

つまりベランダに出るためには、絶対に

寝室を通らないといけないという間取り。

これじゃあ、週末、まだ寝ている

旦那さんの横を通って、わざわざ遮光に

してある厚手のカーテンを開けて、

洗濯物を干しに行かなきゃなりません。

悪霊の類は暗闇を好みますからね、

「まぶしい! なにをする!」

って、旦那さんもきっと叫びますよ。

つまりね、寝室は寝室として、

寝坊ができる日はいつまでも寝ていられる

部屋であるべきなんじゃないかって、

わたしゃ思うんですよ。

「ここに実際に住み始めたらどうなる」って

動線を想像する力が、家を買う人には必須なんです。

 

同じようにね、子ども部屋の向こうに

洗濯物を干すベランダがある…ってパターンも

見たことがあるんですがね、

年頃になった子どもが勉強している部屋を、

毎日通らないといけないってのも、

互いに、気苦労させられることに

なるんじゃないんですかねって、思うんですよ。

お子さんが小さいうちはそれでよくても、

中学、高校生になったら、たとえ親だって、

部屋の中に断りなく入るのはちょっと…って、

なるもんです。

いやだな~、いやだな~って、

お子さんもきっと思いますよ。

 

そしてまた、極めつけに恐ろしかった

間取りの話もしましょう。

これも、本当にあった話です。

それは、先の分譲物件のように、

最終的には売り出す戸建てでありながら、

モデルハウスとしてしばらくの間活用するって

物件なんですがね。

そりゃあステキな家でしたよ。

無垢の床、太陽光、そして琉球畳の和室。

だけどこの家には、本来、

そこにあるべきはずのものがないって、

わたしゃ気付いちゃったんです。

それは、リビングの扉です。

2階リビングのその家は、

下から階段を上がってきて、そのまま、

リビングルームに繋がっているんですがね。

おしゃれすぎるデザイン優先の家には、

まれにあるんですよ、

首のない死体ならぬ、

扉のないリビングがね。

リビングに扉がないと、何が恐ろしいかって、

夏場のエアコンの冷気が、ぜーんぶ、

階段を通って下に降りていっちゃうんですよ。

しかもその家は、

おしゃれな格子が階段周囲に設けられていて、

リフォームして後から扉だけをつけることも

できない構造になっていたんです。

この家を買いに来た人が、

そのステキさだけに気を取られていては、

こんなことまでは、

なかなか気付けるもんじゃありません。

怖いな~怖いな~。

 

最後に、とっておきの怖い話をしましょう。

それは、ロフト収納の件です。

家の最上階にロフトを設けて、

そこに広ーい収納を設けた家ってのは、

モデルハウスなんかでもよくあるんですがね、

そこに昇るためには、

階段はしごじゃないと

昇れない物件

ってのが、少なからずあるんですよ。

わたしゃそういうのを何度も見てきました。

収納だけを見ればそりゃあ、広いんですがね、

はしごで昇り降りするんじゃあ、例えば、

夏場に使わない大きなストーブなんかは、

どうやって運ぶの? …ってことになるんです。

重~い本だってなんだって、はしごで

何往復もして運ぶのは大変ですよ。

やっぱりね、収納だって階段がないと、

使い勝手が悪いんです。

はしごじゃなくて、階段がないとダメなんです。

階段ないと。

かいだんないと。 

 

 

 

稲川淳二の怪談ナイトでした。

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