先日、住宅ローンを借り換えた
という記事を書きましたが、
これを書く時に初めて知ったことがあるので
聞いてください。
今から15年ほど前、
初めてマンションを買ったときに、
自分よりも先に分譲マンションを買った友人は
こんなアドバイスをくれました。
「ローンは最長で組め」
一般的に最長の住宅ローンと言えば35年です。
その友人曰く
「繰り上げ返済することで35年を
短くすることはできるけど、
最初に短い期間を指定してから
支払いがきつくなった場合、
それを伸ばすことはできない」
とのことで、今思えば普通の話ですが、
初心者にはありがたい助言でした。
常識と言えば常識なので、
家を買う際に35年でローンを組んでいる方は
多いことでしょう。
……と思っていたのですが。
自分が初めて知ったことその①は、
「30年以上35年以下」でローンを組んでいる
割合は9.6％と全体の1割弱に過ぎず、
「25年以内」の人は45.6％と、
半数近くに達しているってことでした。
35年ローンを
組んでいる人、少な！
『賃貸が得か買った方が得か』みたいな
記事でよく出てくる「賃貸の方がいい」の
ロジックとして、
「35年もローンを組んでも、
そんな先のことはどうなるか分からない」
ってのは定番ですが、実際のところは、
「住宅ローンは30年、35年と続くもの」
という思い込みは大いなる勘違い！
実際に家(マンション）を買った人は
できるだけ早く返済を終えて楽になりたいと、
可能な範囲で返済期間を短く設定し
スタートしていたのです。
そして、初めて知ったことその②。
平均25.4年返済で組んでスタートする
住宅ローンですが、繰上げ返済などによって
実際にはそれよりかなり早く返済を終えている
というのは、想像の範疇でしたが、
その中身はなんと。
完済までの平均経過期間を5年刻みでみると
「10年以下」が37.3％と最も多く、
次いで「（10年超）15年以下」が33.3％。
つまり15年以内に完済
している人が、
70.8％にも達するという事実。
マジか！
反対に、完済まで15年以上かけている人は
3割以下にとどまり、
まして「（30年超）35年以下」の人は
わずかに0.7％、つまり
35年もローン払う
ヤツなんてほぼいない
ってことなのです。ちなみに
平均完済年数は驚異の15年！
確かに、私たち夫婦もまた、
35年もかけて返すつもりはありません。
もっと短く返済を終えるつもりではいますが、
それにしても
「10年以下」で
返し切っている人が
４割近くって。
焦るわー。
こうして家ブログをしていると、
同じ家ブログを書いているお友だちが
できるのですが、そんな方々を
「ローンという長旅を共に歩む仲間」なんて
思っていたら、そのうちの4割は
10年と経たずに卒業していっちゃうわけ⁉
同志じゃなかった！
校内マラソン大会で
「一緒にゴールしようね」って
言ってたお友達が、
ぴゅーって行っちゃったみたいな！
そんな気分になったわけですが、さらに、
ローン関係の記事を読んでいると、
初めて知ったことその③が出てきました。
「平均完済年数は、
借り換えが盛んになってから
どんどん短くなっています」
つまり、借り換えを行った場合、
借り換え先の金融機関は新規貸出となり、
借り換え元の金融機関は完済扱いとなるので、
借り換える人が増えるほど、
見かけ上の平均完済年数が短くなる
ってことだったのです。
ってことは、まてよ。
５年目で借り換えた我が家もまた、
当初借りていた三菱UFJ銀行からみれば
「完済した人」ってことか！
平均年数を下げているのウチだった！
実際のところ、借り換えが落ち着いてくると、
平均完済年数も20年前後まで伸びるってのが、
ローン返済の真実でした。
ちょっとだけホッとしたよ…。
これら、初めて知ったこと①～③は、
知っている人にとっては
全て常識なのかもしれませんが、
自分と同じように、
初めて知った！って方がいるのなら、
書いた甲斐もあろうというもの。
我が家のローンの旅は、まだまだ続きます。
長旅を共にする同志の皆さん、共に頑張りましょう。
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