今回は、注文住宅でシアタールームを
オーダーする人向けの内容です。
本来ならば【拡散】とか
タイトルに付けてもいいくらいの
重要事項なのですが、この話を必要としている方も
そうはいないと思われるので、ひっそりと。
以前にもシアタールームの話はしました。
これにあたり、
ケーブル類を天井裏に通す工事を
ヘーベルハウスに依頼したのですが、
工事担当の方は意外に分かっていない、
という話です。
まず、部屋の入り口から見た光景がこちら。
左上にリアスピーカー。
右上にリアスピーカー。
そしてセンターには
プロジェクターが設置されています。
それぞれの機材はもともと持っていたので、
ハウスメーカーには、ケーブルを通す
管を設置する工事だけを依頼しておりました。
これらをアンプとつなぐ
ケーブルは天井裏を通ります。
模式図でいうと、こう。
そして正面の壁に、こう繋がります。
一番左から
・コンセント
・スピーカー
・コンセント(黄色い札の裏にテレビアンテナ、LANケーブル、モジュラージャック付)
・プロジェクター
・スピーカー
となっております。
そして
ここからが
本題です。
プロジェクターのケーブルの出口が、
四角い穴になっています。
スピーカーのそれと比べて、
明らかに違うのがお判りいただけると思います。
天井側の穴も同様です。
設置前の写真がこちら。
本来の工事は、スピーカーと
同様の仕上げになるはずでしたが、
自分が、電気工事をしている
最中の職人さんに、
「ここは四角くしてください」
とお願いをしてこうなったのです。
まめに現場の見学をしていて、
たまたまこのタイミングで
気づいたので言いました。
この四角の部分に、
このパーツを取り付けないでくれと。
半球状のドームとなっており、
その下部に穴が開いているというパーツです。
なぜこれを付けないように頼んだか。それは、
この穴では
HDMIケーブルが
通らないからです。
スピーカーの細い線は通りますが、
映像端子であるHDMIケーブルは
差し込み部分のパーツが大きく、
絶対にこの穴を通りません。
万が一、これがついたままで
工事が仕上がったところで、
パネル全体をドライバーでパキッと外してから
取り除くことはできるのですが、
その手間を省いたわけです。
しかし
問題の本質は、
これではありません。
天井側から壁に向けて、
ケーブルを通すための
蛇腹状のホースが、
その天井と壁の裏に通されているのですが、
このホースにも、
HDMIケーブルは通りません。
細いんです、ホースが。
後日、入居してからそのことに気付きまして。
どうすんの、これ。
と、途方にくれましたよ。
少しでもシアタールームのことが
分かっている人であれば、
こんなにも根本的なミスはありえません。
モデルルームなどでは
さんざんシアタールームを作っておいて、
実際に施工してみたらこれはないんじゃないの、
とも思いましたが、
今からこのホースを太いものに変えるのは、
とんでもない大工事になります。
仮にヘーベルに文句を言ってそれをしてもらっても、
今からその大工事をするのはもう、いやです。
そもそも、そんなに太いホースはないのでしょうか。
いやいや、そんなことはないだろう。
自問自答しても仕方がありません。
というわけで、このようなHDMIケーブルを
新たに買う羽目になりました。
丸で囲んだ部分で脱着ができるので、
細い状態で管の中を通して、
先端が出てきたらここに
差し込むという仕組み。
「配管用分離型HDMIケーブル」と言い、
Amazonで買いました。
でも、
通常の5mのHDMIケーブルなら、
1000円もしないんです。
しかもそもそも、持っているんです、長いの。
にもかかわらず、
結局は高い買い物を余儀なくされてしまいました。
ちなみにこうした機器の
接続や設置をハウスメーカーに
依頼することもできますが、
自分の場合はそもそも機材をもっていたため、
また少しでも安く上げるため、
配管工事のみを依頼しました。
そしてホースの中には、
太めの針金が通されていて、
この針金を呼び水にしながら、
本来通したいケーブルを
引っ張り出す仕組みです。
というわけで、
これから注文住宅を作る場合は、
HDMIケーブルが
通る太い管を最初から
入れてもらう
ようにしましょう
という話でした。
自分でAV機器を設置して
安く上げたい方もいるかと思いますが、
それは、ここまでの話で一度も「?」と
ならなかった人向けのやり方なので、
「こいつ何言ってんだ」と思った方は、
全面的に、ハウスメーカーに
依頼してしまうのが良いでしょう。
お金はかかりますが、天井にスピーカーを
あらかじめ埋め込むということも可能です。
ヘーベルハウスだけの
問題なのかも知れませんし、
また、我が家だけが
たまたまこうなったのかもしれません。
大手のハウスメーカーであっても、
実際に工事を行うのは
下請けの工事会社だからです。
ともあれ、どのハウスメーカー、
どの工務店に頼むにしても、
シアタールームを作るときは、
この管の太さに要注意です。
余計な出費撲滅委員会
からのお知らせでした。
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