タイトルには入れてしまいましたが、
ゴキ…の単語を見るだけで
不快になる方も多いと思いますので、
今後は“G”とさせていただきます。
分譲マンションに住んでいた頃、
約10年間にわたって、
Gの姿を見ることはありませんでした。今回、
マンションから戸建てに移り住むにあたって
心配だった点のひとつが、これ。
ヘーベルハウスに、Gは出るのか出ないのか。
対応がいつもばっちりの、
私たちの担当の営業マンに尋ねても、
この点だけははっきりと答えてくれることはなく、
もごもごとしていたのです。
そして住み始めて、実際どうなのか。
この家に入居したのが、秋の気配も去った11月。
その年の冬の間は出なかったのですが、
春先になった頃、
見てしまいました。
3階建ての、3階の廊下にGはいました。
しかも、そこそこのサイズのヤツです。
なんとか退治して、
家じゅうに、ホイホイやらコンバットやらの
退治グッズを並べ立てたのですが、
その後は、一向につかまる気配はありません。
「引っ越しの段ボールの中にでも入りこんでいたかな」
そう結論付けようとしていた5月末、また出ました。
やはり3階。
それからも、2ヵ月に1回くらいのペースで
Gと対面することとなってしまったのですが、
ヤツが出るのはなぜか、毎回、3階なのです。
1階は親世帯、2~3階は私たち夫婦と
小学生の息子が住む、二世帯住宅の我が家。
1、2階にはキッチンがあるため、
そこに出るのならまだ分かりますが、
3階には、一切の水回りはありません。
風呂はもちろん、トイレもなし。
にもかかわらず、
出るのはいつも3階であることから、
「窓から入ってきている」と考えました。
そうはいっても、3階の窓を開け閉めするのは、
布団を干す、その一瞬だけ。
奴らはいつでも我が家の窓の外に待機していて、
開く瞬間を待っているのか。
いやそんなはずはない。
あれこれと考え、調べた結果、
窓の開け方に問題があることが分かりました。
そして、
正しい窓の開け方を
するようにした結果、
Gが出現することは
なくなったのです。
夏の間、エアコンをつけるほどでもない日、
我が家は窓を開け、風を通していました。
もちろん網戸は閉めていたのですが、
ここに問題があったのです。
窓の構造を、上から見るとこんな感じ。
窓部分の上が屋外側、下が室内側です。
当初、窓を開ける時にはこんな風にしていました。
網戸を左に寄せて、左の窓を半開。
すると、〇で囲んだ部分に
すき間ができるのです。
実際に、家の窓の様子を写真で見ると、こう。
結構なすき間です。これじゃあ、
Gはもちろん、蚊だってなんだって入ってきます。
※これを読まれている方のお宅もきっと同じ構造なので、
同じ状態にして真横から見ていただければわかると思います。
窓同士、そして外側の窓と網戸の境目には
パッキンのような、ブラシ的な素材で
すき間が埋められていますが、これでは
完全にヤツらを遮ることができないのです。
特に、外側の窓と網戸との境目には、
明かなすき間が。
そして、網戸を左に寄せるのなら、
窓は全開にしないと、
このすき間は埋まりません。
こうすれば、〇で囲んだ部分にすき間はなく、
きちんと密閉されます。
「じゃあ、窓を半分開けることはできないのか」
というとそうではなく、
網戸を右に寄せれば
よいのです。
つまり、こう。
こうすれば、〇部分にすき間はあっても、
左側の窓と網戸の間にすき間はないため、
屋外からは遮断された状態となるのです。
これなら、窓を開ける幅も自由自在。
重要なのは、以下です。
網戸は常時、右に寄せ、
右の窓だけを開ける。
どうしても左窓を開けるなら
網戸を左に寄せて窓は全開。
この開け方を厳守することにより、
Gは一切、出なくなりました。もう丸2年、
我が家にGは出現しておりません。
これはもう、本当に大事なことなので、
全てのへーベリアンに知っていただきたい事案です。
ヘーベルハウスに限らず、築20年以内くらいの家…
戸建てでもマンションでも、その大半が、
網戸付きの掃き出し窓は
こうした構造になっているはず。
窓の大小にかかわらず、です。
大事なことなのでもう一度、言います。
網戸は常時、右に寄せ、
右の窓だけを開ける。
どうしても左窓を開けるなら
網戸を左に寄せて窓は全開。
この、Gが出ない窓の開け方を、
知っている方は知っています。
しかし、私たち夫婦がそうであったように、
知らない方もまだまだ多いはず。
実際、知人の家に遊びに行っても、
ダメな開け方をしている家は多いです。
その度にレクチャーをしています。
では、この開け方を知った皆様の感想は…?
「これは、知りませんでした」
「これなら、もう、安心ですね」
「もっと早く知っていたかったです!」
と、言うことで。
正しい開け方をすれば、憎っくきGの、
窓からの侵入は、防げるということで、
みなさま、
合点していただけましたでしょうか?
by立川志の輔
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