家族3人、あるいは4人などを
想定して作られている
建売の戸建てやマンションと違い、
注文住宅の場合は、
家族の数やライフスタイルに合わせて
間取りを決めていくことができます。
我が家の場合は二世帯住宅なので、
1階は老夫婦が住む親世帯、2、3階は
私たち夫婦と小学生の息子の3人家族が住む、
子世帯のフロアとなっています。
玄関は一つですが、
風呂、キッチン、トイレは世帯ごとに別。
…と、この時点で通常の建売とは
かなり異なるわけですが、
二世帯ではなく、通常の「単世帯」であっても、
「注文住宅ならでは」と、
来た人に思わせる
ポイントはいくつもあります。
もちろん、家の全部を
豪華にすることはできません。
注文住宅のオーナーはみな、
予算との戦いの中で、
つけたい装備、あきらめる仕様を
取捨選択しているわけです。
リビングがめちゃめちゃ広いとか、
屋上があるとか、お金をかければいくらでも
「注文住宅ならでは」にはなりますが、
大金をかけずとも「っぽさ」が出せる
方法のひとつを今回は書きたいと思います。
我が家も実践した方法のひとつに、
室内ドアの高さがあります。
1階の玄関から見た時の引き戸2つと、
2階に上がってすぐのリビングの扉。
この3つの扉は
標準の高さではなく、
天井までの高さ
となっております。
1枚当たりのプラスは2万円もしないので、
オプションとしてはかなり安く、かつ、
ちょっと豪華な感じを出せるという点で
効果的と言えるでしょう。
写真で説明します。
標準の扉はこんな感じ。
一方、天井までの高さの扉はこう。
標準のままでいるよりも、
扉が高いというだけで、
ちょっとだけ建売感はなくなります。
さらに、1階の間取りは
こんな感じなのですが…。
これはほぼ、私たちが以前住んでいた
マンションと同じです。
一般的に「田の字型」と言われる
スタイルのLDKと和室です。
↑田の字型間取りの典型的な例
そしてキッチンからリビングを見た写真が
こちらになりますが、
かつて住んでいたマンションのキッチンから
リビングを見た写真はこちらになります。
目の前にリビング、右手に和室。
その境目にある3枚の引き戸が、
マンションの場合は「標準」なので
引き戸を全開にしても天井から
下がる部分がありますが、
新居では、この扉も天井までとしました。
全開にした時に天井が全てフラットになるので、
広さ感が出ます。
リビング14帖、和室4畳半と、
実際の広さはほぼ同じですが、
扉の高さで、そのイメージは全く異なります。
和室の側からリビングを見た時にも、それは感じます。
とはいえ、やはり余計なお金を
かけるわけなので、
家じゅうの扉を
これにすることはできませんでした。
要は、
見栄を張る
ところは張って、
そうでないところは
節約する
ということです。
人様に見られる部分だけ
頑張ればいいのです。
我が家の3階の
ウォークインクローゼットなんて、
扉すらありません。
お客様が来るフロアではないので、
これでいいのです。そして、前述の通り、
玄関から入ってすぐに見える扉も天井高。
もうひとつは、我が家が「凹みさん」と呼ぶ、
ニッチです。モデルハウスでよく見るやつです。
こちらも高いオプションではないのでお勧め。
他には、新築の段階では壁の内部だけを
補強しておいて、
住み始めて小銭がたまったら
アクセントウォールにするという手もあります。
建売では、できない芸当です。
壁紙ではなく
本当のタイル、
本当の木である
ところがミソ。
詳しくはこちらに書きました。
こんな風にして家に愛着を持ちながら、
ちょっとずつ
バージョンアップしている我が家です。
もう、「趣味は家です」といっても
過言ではないかもしれません。
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