最近は建売や分譲マンションなどでも、
WICのついた物件が多く見られます。
WICとは、ウォークインクローゼットの略。
押入などの収納とは異なり、
その名の通り、歩いて入ることができる、
収納専用の小部屋のことです。
注文住宅を建てるにあたり、
さまざまなモデルハウスを見て回った結果、
「やはりWICは欠かせない」という結論になり、
我が家もこれを設けました。
左右の幅141㎝、奥行き270㎝。
2.3帖ほどの広さのWICにより、
妻の衣装はすべてここに収まっています。
夏服も冬服もすべてハンガーに掛けておけるので、
衣替えという作業が全くいらなくなりました。
↑赤い丸で囲まれた小部屋がWICです。
WICの広さについては家ごとの事情によって
異なるとは思いますが、
「WICはこうあるべき」
という必須条件
はいくつかあります。
その具体的な内容について
今回は書きたいと思います。
まず、日焼けによる服の劣化を避けるため、
窓はいりません。
特に注文住宅の場合は、
窓をひとつつけるごとに値段が上がります。
家自体の値段を上げてまで、
WICに窓を付ける必要はありません。
我が家のWICもまた、当然窓はなしです。
ヘーベルハウスが、我が家の設計の段階で
3階の日当たりのシミュレーションをした
画像がこちらになりますが、
見ての通り、WICは真っ暗です。
それでよいのです。
↑①は、和室の押入。②はシアタールームの収納部分です。
さらにWICの絶対条件として、
湿気はNO!です。
理由は言うまでもありませんが、
服がカビるのを避けるため。
そこで、24時間換気の通風孔を設けました。
ここはもう、
文字通り24時間つけっぱなしです。
それに加えて、梅雨時~秋までは、
ドラッグストアなどでよく売っている湿気取りも
3個ほど常駐させておりまして、
これで、入居して以来、
全ての服はカビ知らずです。
間取りによっては、WICを寝室に面して設け、
出入口を2つ取ることで
通り抜けられるようにするのも、
モデルハウスではよく見られます。
さらにそこに小さな化粧台を設け、
小さな洗面台も作られていたりするパターンもあり、
とっても憧れてしまうわけですが、
予算の都合でそれはあきらめました。
ただ、この場所で化粧をするのであれば、
この部屋も冷暖房する必要が出てきます。
それはそれで効率が
悪くなってしまうとも考えられ、
負け惜しみ丸出しですが、
WICはあくまでWIC。
薄暗くて
湿気がこもらなければ、
それでよいのです。
ひとつの部屋を広くすると、その分、
隣り合う部屋が狭くなります。
そのせめぎあいの中で、
ベストとなる広さを探し出す方法は、
こちらの記事がヒントになるかと思います。
さらに、WICの中に全身鏡を設置すれば、
コーディネートのチェックもできて、
ますます使い勝手がよくなるので、
これも必須と言っていいかも。
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