以前、ヘーベルハウスオリジナルキッチンの
排水溝からごぼごぼと音がする
という話を書きました。
この時「やっつけた」と言い切ったのですが、
それから数日後、またもや
ごぼごぼと音がし始めたのです。
なぜだ。
「一度倒したはずの敵が実は生きていた」という、
少年マンガ王道のパターンは嫌いではありません。
「デスラー! 生きていたのか!」
という、古代進の心境にも近いでしょう(古い)。
ならば、今度こそ決着をつけるしかありません。
図で説明をしますと、
ヘーベルハウスオリジナルキッチンの
排水トラップは通常みられるS字ではなく、
下の画像右側の、こんな形状をしています。
↑キッチン製造元である永大産業の取説より。
我が家のこいつは、
右の「Jシンク」というタイプになるわけです。
そして、前回バラして知った、その仕組みはこう。
前回の大掃除で、下からの臭いを抑えるために
排水が溜まるエリアまでは、完全にきれいにしたはず。
それでもごぼごぼ音がするということは、
その先の部分に、油汚れなどが
こびりついているのではないか。
…だとすれば、この赤丸で囲んだ部分で
作業をする必要があります。つまり、
このステンレス板を取り外さなくてはなりません。
真下からのぞくと、
この3カ所でねじ止めしてあります。
少し分かりにくいですが、
真下から上方向を覗いた写真がこちら。
中央と右のネジが見えます。
ねじ止めしてあるのはこの3カ所だけ。
普通のプラスドライバーで外せます。
…で、外しました。
するとその裏側には、何やら張り紙が。
なんだこれと思いつつ、めくってみると…
これは!
システムキッチン取扱説明書。
ご丁寧に、取付説明書もあります。
なんでこんなところに説明書があんだよ!
「この家には大金が隠されておる…」と
言い残して死んだじいちゃんの古地図かよ!
いや、ウチはまだ新築だし、
そもそもじいちゃん、まだ生きてるよ!
道理で、前回、分解しようとしたときに、
マニュアルが見つからなかったわけだよ…。
取説をまとめたファイルを探しまくったのに、
出てこないわけだよ…。
というわけで、現状のキッチンは
こんな状態ですが、作業を進めていきます。
ステンレス板を外したシンク下はこんな感じ。
トラップ部分を隠している、木製の横棒が
やや邪魔ですが、これは外れませんので、
このまま作業を続けます。すでに、
前回も外した、下部のキャップも取りました。
今度は上部のキャップも取ります。
仕組みは、下部のそれと全く同じ。
ここから、排水管の下をのぞき込んだ状態の
写真も撮ったのですが、
閲覧注意クラスの画像
となるため自主規制。ご想像の通りです。
そして前回活躍した、
ワイヤーブラシで掃除開始です。
全長約85㎝。
まずは排水トラップから
水が昇っていく方向をごしごし。
続いて今度は、排水が昇りきって
下がっていく方向をごしごし。
ここの汚れが、今回のごぼごぼ音における、
いちばん疑わしいゾーンです。
デスラーとの直接対決です。
前後させながら、奥まで突っ込んでいくと、
ここまで入ります。
シンクからこのブラシを突っ込んだとしても、
ここまでは絶対に届きません。
シンクの上からだけでなく、下からの直接攻撃です。
真上と、真下…。もろいものよのう。
と、デスラー総統も言っていました。
これまた自主規制級の汚れが、
わんさかとブラシについてきます。
念入りにごしごししまして、今度は薬物を投入。
真上から見るとこの部分は、
排水が流れ込んでくる道と、下水に進む側の道、
左右の部屋に分かれていますので、
左側の、排水方向に流れていくよう注ぎ込みます。
全てを元通りにしたら、作業は終了。
ステンレス板は、フチの部分が非常に鋭利なので、
取り扱うときには軍手が必須です。
前回同様、
またいつか掃除をする日のために、
汚水を受けるためのペットボトルは
そのままにしてさようなら。
ふたをして終了です。
さらば、デスラー。
家族も喜んでいます。
そして僕は思い出しました。
ひとは他人を幸せにしたとき
はじめて自分も幸せになれると
いうことを…
最後までヤマトネタで失礼しまーす。
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【我が家が比較検討したハウスメーカー】
そして実は、この話には続きがあります。
ごぼごぼ三部作、完結編です。