ヘーベルハウスと契約をすると、
すぐに担当の営業マンと、
間取りをどうするのか
という打ち合わせが始まります。
担当者はどのように決まるのか、
などについてはこちらの記事にて。
その打ち合わせの結果をもとに、
ヘーベルハウスの社内にいる建築士が
図面を書き、それをたたき台にしながら、
再び営業マンと私たちとで細部を詰めていき、
その繰り返しの末、
約2~3ヵ月ほどで、図面が完成するわけです。
私たちの家の図面を書いてくれた建築士さんは、
20代の、若い女性でした。Yさんとします。
地鎮祭にも来てくれた、こちらの方。
そしてこの家に住み始めてから
約1年が経ったある日、
そのYさんから電話がありました。
話の内容は以下の通りです。
ヘーベルハウスで家の図面を書いている
建築士は、社内でコンテストがある。
それぞれの建築士は、自分が書いた
直近3年間の図面の中から、
「これは」と思う家の図面と、
「なぜそうなったのか」
「どのような考えでその間取りになったのか」
などの資料を作り、提出をする。
つきましては、keigomanさんの家で、
このコンテストに出たい。
家に行って、写真を撮らせてもらってよいか。
とのことでした。
光栄の至りであります。
Yさんにとっては、過去3年間の仕事の中で、
私たちの家がベストだった
ということに他なりません。
ちなみにコンテストは無記名で提出され、
誰の作品なのかわからない状態で、社員たちの
投票により順位が決められるとのことでした。
それから数日後。
Yさんはご丁寧に菓子折りをもって、
我が家に来てくれたのでした。
入居後、玄関や2階リビングに
アクセントウォールを追加したり、
観葉植物やフロアランプも
やっとお気に入りが見つかるなど、
ちょうど家の内部も完成したばかりの頃だったので、
グッドタイミングでありました。
Yさんも、完成直後の何もない状態の
この家を見てはおりましたが、
壁も家具も、内装関連が出来上がってから
足を踏み入れるのは、この日が初めてのこと。
「想像していた以上です」
と、たとえリップサービス半分でも
うれしい言葉をいただきました。
そしてこの日、Yさんは持参したカメラで、
家の外観から内観までたくさんの写真を撮影し、
お礼の言葉を述べて帰っていったのでした。
それからまた、数週間後。
Yさんから届けられたのは、以下の資料です。
A3の用紙7枚にわたる、
なかなかの大作なのであります。
この資料により、私たちの家のコンセプトなど、
これまでに知らなかった部分の
細部を知ることができました。
「~つながるいえ~」
というのが、我が家のタイトルです。
知らんかった!
しかし確かに、そんな要望を私たちは出していました。
マンションといういわば「平屋」に住んでいた私たち。
その時の、家のどこにいても家族の気配が
感じられるつながり感が、
3階建ての戸建てになってもほしい、と。
そうした、施主からの要望をこのようにとりまとめ、
プラスアルファの住みやすさを入れ込んで、
Yさんをはじめとする設計士の皆様は、
間取り図という形に仕上げているということです。
で、先の資料をめくっていきましょう。
ぺらり。
外観写真それぞれにキャプションが。
次のページは内観。
こちらも、ひとつひとつに説明文があります。
次のページには、この家が建つ土地の分析が。
土地の形だけでなく、周囲の環境や方向など
いろんな側面から考えられていたんだなあ、
ということが分かります。
そして間取り図。
1階。
「なぜこの間取りなのか」の説明が随所に。
2階から上も、同様に。
次のページは、採光のシミュレーションです。
そんなわけで、この家ができましたよ。
…という意味での、最終図面。
Yさん曰く。
「毎年数多くの家が建てられているけれど、
このコンテストに参加していただく家は
割合でいうと、上位3%くらい」
だそうです。
頑張って家を建てた私たちに、
ちょっとしたご褒美をもらったようで
うれしかったです。…という報告でした。
それにしても、社内コンテストがあるとは。
大手のハウスメーカーならではのイベントですし、
そうした切磋琢磨があって、
いい家が出来上がっていくのでしょう。
Yさんのコンテストの結果が、
うまくいきますように。
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