モデルハウスは基本的にオプションが多く、
見た人が「ステキ!」と
思うように作られています。
いざハウスメーカーと契約をして、
自分がこれから建てる家の最初の間取り図が
出てきたとき、その家もモデルハウスと
同じような感じになっていると思ったら
大間違いなので要注意。
そんな実例をあげたいと思います。
窓というのは、つけるごとに値段が上がります。
そしてまた、当然ですが大きな窓ほど値段も高い。
で、ウワモノの総額を抑えるためなのか、
特にこちらから希望を出さない限り、
窓は小さめで提案されることがあります。
ぼやぼやしていると気付かないので要注意。
そのひとつが、これです。
我が家の1階の間取り図なのですが、
窓の大きさに関して注目すべきはここです。
右の窓の数字がこれで、
左の窓がこれ。
24-20
18-20
という数字は、窓のサイズです。それぞれ、
横2400㎜、縦2000㎜、
横1800㎜、縦2000㎜
であることを表しています。
で、実際の窓がこちら。
最終の間取り図なので
この数字になっていますが、
実は初期の段階では、手前(左)側の窓は
18-11
という数字が書き込まれていました。
ちっとも気が付かなかったのですが、
もしもこの数字通りだとしたら、
腰高窓になっていたということです。
つまり、今の窓はこうですが、
危うくこうなるところだったということです。
画像加工してみました。
ヘーベルハウス=鉄骨造の利点のひとつに、
木造に比べて
窓を大きく取れる
ということが挙げられます。
そのおかげで、今の和室はこの通り。
大きな窓が解放感を与えてくれ、
1階でも明るい空間となっています。
私たちがヘーベルハウスにした理由は
様々ありますが、窓が大きく取れる点もまた、
決め手のひとつでした。にもかかわらず、
この数字に気がつかなかったら、
腰高窓になっていたかもしれないのです。
危ねえ。
この部屋の間取りは、形状も広さも
私たちが以前住んでいた分譲マンションに
限りなく近づけて作ったため、
てっきり、窓も同じだと思い込んでいました。
だが、当初は違う提案を
されていたということです。こうした
思い込みをしたまま話を進めていくと、
もはや修正の効かなくなる段階
というものがあります。
そうなるまえに。
あちこちに気を配って
考えなくてはいけないのですが、
そのひとつとして、
窓のサイズにも
気をつけろ!
…って、今回はそんな話でした。
間取り図にある窓、その外側に書いてある
数字までよく見て下さい。
ちなみに1階のこの「掃き出し窓」と呼ばれる
タイプの窓には電動シャッターをつけたため、
窓の高さは最大で2000㎜=2メートルまでしか
とることができませんでしたが、
2階の窓にはシャッターがないため、
最大限の高さで窓をつけました。
ベランダに繋がるフォールディングウィンドウ。
この窓は、
22-21
というサイズです。ちなみにヘーベルハウスの
天井高は標準で2400㎜ですが、ここは
2階ベランダなので、段差の分、窓の高さが
抑えらるためこの数字となっています。
間取り図はとにかくごちゃごちゃしていて
素人には読み取りにくいものですが、
諦めることなく、
ここから読み取れる情報を元に、
できあがりの家を、できる限り具体的に
イメージすることが大切です。
ここが頑張りどころ。
ずっと住むことになる家のために、
間取り図とにらめっこする日々に
くじけてはいけません。
妥協することなく最後までこだわることで、
納得のいく建物が出来上がることでしょう。
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