ヘーベルハウスで家を建てた場合、
2階以上のベランダは、
必ず、屋内との境目に
段差が設けられることとなります。
高さは約13㎝。
これはひとえに、雨がベランダに溜まって
家の中に流れ込んでくることを避けるため。
もちろんベランダには、雨どいに繫がった
排水溝がありますが、落ち葉や砂などで、
ここが塞がってしまうと、
ベランダに水が溜まってしまいます。
それが屋内に入らないよう、
この段差が作られているとのこと。
冒頭で「2階以上の」と書いた通り、
1階の場合は、屋内の床面と屋外のベランダは
同じ高さで作ることができます。
モデルハウスで見るとこんな感じ。
窓を通して見てもフラットで、また
フォールディングウィンドウにして
開放すれば、広いリビングを
より広く感じることができます。
ちなみに我が家の場合はこんな感じ。
フローリングの板の向きと、
ベランダのそれとを合わせたのがポイント。
色味も極力近いものとしました。
1階のフォールディングウィンドウは、
予算の都合で諦めました(涙)。
1階は親世帯、2~3階は私たち夫婦と
小学生の息子3人が住む、
二世帯住宅の我が家。
できれば、2階リビングに面したベランダも
このように床面とフラットに
したかったのですが、上記の理由により、
どうしても段差はあってしまうわけです。
ならばフラットにはならないまでも、段差の
高さに合わせてベランダにウッドデッキを
設けるという手段もあります。
私たちも当初はこうしたかったのですが、
こちらも予算の都合で以下略。
その結果、我が家のベランダには、
このようにタイルが敷かれているわけですが、
これが標準仕様です。
タイルの色は数種類の中から選べます。
住み始めて数年して、小銭が溜まったら
ウッドデッキを…というつもりもありましたが、
入居から3年が経ち、ベランダに関しては
これはこれでいいか
ということで落ち着いてしまいました。
家のおしゃれ系設備は、建てる時に頑張らないと、
得てしてこうなりがちです。
諦めなければ、それなりにいいことも。
ウッドデッキを設けると、
排水溝の掃除が
ますます面倒になります。
また、木はどうしても朽ちるため、
木よりも値段の張る
アルミ素材などのウッド風デッキを
考えていたのですが、
それはそれで、また高い。
この6帖ほどのスペースで、
約50万円がかかるとのことでした。
ちなみに、2階以上のベランダでも、
床面とフラットにする仕様
というものはあります。
それがこちら。
床面がまるごと排水溝のような、
スリットが設けられたタイプのベランダです。
ただし、これは真下の空間に
雨が落ちてくるわけで、
構造上、部屋を設けることはできません。
私たちの担当の営業マンも
「モデルハウスで造っておきながらなんですが、
これはあまりおすすめしません」
とのことでした。
もう一つ、ベランダと床面を
フラットにする方法としては、
ウッドデッキにすると同時に
家側の床も高くするという方法があります。
…が、床が上がれば
必然的に天井が低くなるので、
せっかくの上方向への解放感が
損なわれるのがデメリット。また、
床を高くする分の料金もかさみます。
いずれの方法も、我が家は見送りました。
ちなみに1階ベランダは、
木に見えるけど実はアルミ素材のモノ。
「彩木」という商品ですが、
こちらに関しては以下の記事から。
というわけで、今回は
ヘーベルのベランダマメ知識でした。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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