二世帯住宅の我が家。
とある豪雨の翌日、ばあちゃんが言いました。
「なんか、裏のマンホールが一枚ないよ～」
……ん？
我が家の裏手はこんな感じ。
その裏手には、たくさんの「桝」があります。
「こんなにあるものなん！？」と、
初めて見たときは思ったものですが、
このうちのいくつかは、
トイレからの水が流れる「汚水桝」で、
いくつかは「雨水枡」です。
「雨水枡」は、屋上やベランダに降った雨が、
雨どいを通ってここに流れるための桝。
どうやら今回なくなったのは、雨水桝のほうでした。
じつはかねてより、雨が降るとこの枡の蓋が
下からの水に押されて浮き上がっていたのです。
で、前日の豪雨によりこの蓋が浮き上がり、
そしてぷかぷかとどこかに流れて行ってしまった模様。
近所を探し回りましたが、ありませんでした。
というわけで困ったときのワンストップソリューション、
フリーダイヤルのへーべリアンセンターに電話をしてみたところ、
電話に出たお姉さんは言いました。
「新しい蓋をお送りするのはよいのですが、
手配をした業者からの送料がかかりますので、
総額では5000～6000円ほどと、かなりの額が…」
とのこと。
暗に「自分でネットで買ったほうが安いで～」と言っています。
それが、以下の商品です。
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![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/33395eba.e300ec2f.33395ebb.a73801ce/?me_id=1211072&item_id=10145855&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fkentikuboy%2Fcabinet%2Fnew%2F03108578%2F05706159%2Fimgrc0072720215.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
ありがとう、お姉さん！
1500円で済んだよ！
かくして数日後、ブツが届きました。
ん？
んん～？
謎のマンホール本体もついてきました。
蓋の部分だけでいいんで、
もう少し安くならんかったか～。
が、まあ、それはよいとして、さっそく設置です。
うん、ぴったんこ！
ちなみに、先のへーべリアンセンターのお姉さんに
「溢れないようにはならないのか」と相談してみたところ、
「そちらは、しんとーますになっていまして」とのこと。
「新トーマス」？
新たな機関車トーマスかと思いましたが、違いました。
「浸透桝」です。
つまり、天井から縦に降りてくる雨どいは
地中を通ってこの穴につながっており、
そしてこの穴自体はどこにも出口はなく、
ただただ地面に浸透させるタイプの桝であるのです。
ゆえに、浸透しきらないと、今回のように溢れてくるということ。
ちなみに我が家が建つ土地はやけに粘土質で、
表の畑を自力で作る際も、大変な苦労をしたのです。
もとあった土をすべて掘り返し、
新たに買ってきた畑用の土を入れたのでした。
つまりは、浸透桝には、
浸透しやすい土地とそうでない土地があるということです。
うちは残念なことに、後者でした。
この日以来、大雨が予想される日には、
あらかじめ、蓋を外しておくようにしました。
豪雨のたびに1500円損するわけにもいきません。
というわけで、ここ数年は異常気象が続いており、
「50年に一度」「100年に一度」の豪雨が毎年降っています。
家の周囲に「雨水」と書かれた小さなマンホールをお持ちの皆様は、
一度それを外して、中を見てください。
マイナスドライバー１本で、簡単に外れます。
で、中を覗き込んで、どこにも出口がなかったならば、
それは浸透桝です。
かつてない豪雨が予想されるときには、
あらかじめ外しておくことをおすすめします。
浸透桝はぷかぷか浮いて、
時に旅立ってしまうことがあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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