先日、吹抜けのメリット・デメリットについて
それぞれ記事を書きました。
そんな中、
というブログを書かれている方から、
このようなコメントをいただきました。
「吹抜けを3F廊下と一体化させずに
窓を付けたんですね。
これなら空調や臭いの問題を
克服できるからすごく良いですね」
そうなんです。
まったくもっておっしゃる通りなので、
もう少し、そのいきさつを語りたいと思います。
吹抜けは、2フロア(時に3フロア)にわたって
床を無くし、ぶち抜いたものなので、
吹抜けられた側のフロアでは、
その空間に対する処理をどうにかしなくはなりません。
おしゃれなものとしては、
こんなものがあります。
ガラスの手すりを設けることで、
より広い“空間感”を出し、
吹抜けの効果を高めることができます。
私たちも、当初はこうするつもりでした。
そもそも、こんな光景に憧れたからこそ、
吹抜けを設けようと思っていたのです。
そんな時、間取りについて打ち合わせを重ねてきた
営業の方が言いました。
「確かにこれはおしゃれでよいと思いますが、
長い期間、この家に住むことを思えば、
吹抜けは閉じられるようにした方が
冷暖房の効率がよいです」
プロの言葉なので、重みがあります。
営業の方はさらに言いました。
「ここが閉められないと、
温かい空気が上階に上がり、
階段を通って降りてきてまた上がるという形で
空気が循環してしまい、
部屋自体はなかなか温まらなくなってしまいます」
ああ、でもおしゃれ手すりはおしゃれだし…。
ぐらぐらし始めたところにとどめの台詞が。
「人を呼んだ時に“素敵”と言われる家よりも
実際に住みやすい家の方が、
建物に愛着もわきます」
もはや納得するしかありません。
詰将棋で王手をかけられたような気分です。
白旗です。
とはいえ、決して悪い気はしませんでした。
かくして、営業の方の言う通りにしたものが、
3階にあるこちらの窓となります。
※我が家は、3階建て二世帯住宅。
1階は親世帯、2~3階が私たち子世帯です。
実際のところ、この窓がなかったらと思うと、
光熱費がどんなことになったか。
試しに開けたままで暖房をつけてみましたが、
18.5帖のリビング全体は、なかなか温まりません。
またむいむい様が指摘した「臭い」の件にしても
まさしくおっしゃる通りで、
ここに窓を設けたことで、
2階リビングで焼いた焼き肉の臭いなどは
2階の中で解決させられるわけです。
ついでに言いますと、
この窓は防音性もそこそこあり、
3階のシアタールームで
ジャンジャン音を鳴らしても、
この窓を閉めておくことで
2階への音漏れが軽減されます。
さらにまた、窓を設けたのなら
扉は要らないだろうと思っていたこの部分。
2階から3階へと上がる階段の入り口ですが、
結局は、後からロールカーテンを設置しました。
ここも、閉じられるようにしたということです。
これにより、2階の暖房はバッチリ効くようになりました。
コメントを書いてくださったむいむいさんの
ブログは、サブタイトルとして
「建築業界の中の人が注文住宅を建てました」
とあります。
業界の中の人、ご指摘が鋭いです。
今後とも愛読させていただきます。
ちなみにむいむいさんの家は
玄関脇に広めのファミリークローク、
エコカラット+飾り棚が設けられたキッチンカウンター、
LDKの一角に設けられたワークスペース、
さらには人感センサー照明も数多く装備するなど、
見どころ満載のお宅です。
遊びに行ったことあるくらいのテンションで書いてますが、
ブログで拝見させていただいただけです。
これから家を建てる方には参考になる点の多い、
魅力ある家のブログとなっております。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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