家を買う時、または注文住宅を建てる時に、
人は、何を重要視しているのか。
住宅雑誌やサイト情報などの
データを比較してみましょう。
初めて一戸建てを買う人、
あるいは建築する人が重要視している
ポイントベスト3は、次の通り。
(※複数回答による)
1位 間取り(86.7%)
2位 金額(85.7%)
3位 設備・内装(85.2%)
一方、初めてではない人が
重要視しているのは、次の点です。
1位 構造・素材(82.3%)
2位 維持修繕費(75.2%)
3位 アフターサービス(72.8%)
両者は、全く違うことがわかります。
そしてまた、家に住み始めてからの
家に対する満足度をそれぞれに尋ねると、
初めての人は17%、
二度目以降の方は72%
という数字になるそう。
初めて家を買った人は、
家を建てること自体が
ゴールになってしまっている
ため、いざ住み始めてみると、
別の視点が必要だったことに
気が付くわけです。
それを踏まえて、二度目に家を建てる人は、
数十年後の満足度を
ゴールに設定している
ため、重要視するポイントと、
家への満足度において、
上のような違いが出るのです。
間取りも大事。金額も大事。
しかし、本当に大事なのは、
地震や災害に強くて、
しかも維持費がかからない家であると。
家づくりの経験者は知っている
ということなのでしょう。
イマドキの新築は耐震の基準が高く、
震度7の地震でも
いきなりぺっちゃんこになったりはしません。
しかし、その揺れが何度も起きたら。
2016年に起きた熊本の大地震の際にも、
最初の揺れには耐えたけれど、
大きな余震で倒壊した家が数多くありました。
日本に住んでいる以上、大きな地震はきっと、
これからもきます。
倒壊に耐えるだけでなく、
その後も住み続けられる家でありたいものです。
ちなみに、重量鉄骨三階建ての
我が家には、こんな制振装置が。
ごっついダンパーがついています。
こいつが揺れを吸収するのですね。
いざという時は頼んだよ~。
今回の記事は、ヘーベルハウスが行う
バス見学会の中で配られている資料をもとに
したものです。
鉄骨造をウリにしたヘーベルハウスにとって
やや都合の良い中身のような気もしますが、
まったく根拠のない数字を
ただ並べているわけではないでしょう。
私たちもまた、この家が二度目の購入。
家探しをする段階で、
重要視していたポイントは確かに、
冒頭に登場した3つと同じでした。
もちろん、初めて家を建てる方であっても、
二度目の方のそれと同じ視点をもって
建てられる方は大勢います。
要は、どこにゴールを置くのかということ。
「完成させること」ではなく、
「住み始めて数十年後の満足」に重きを置くと、
大きな後悔や失敗はなくなるはずです。
今の家に住み始めて3年。
多少の「ああすればよかった」はあれど、
日々、おおむね満足して住んでいます。
私たちはたまたま
新築分譲マンション→注文住宅
と、二度の新築物件を購入することになりました。
マンションと戸建ての差はありますが、
マンション時代の経験が、この家を作るにあたって
大きく役立ったことは間違いありません。
家族構成や、立地や、予算や、生活スタイルや、
家に求めるものであったり、好みであったりと、
正解は人の数だけあるのが、注文住宅の面白さ。
まずはどこに頼んだらいいのか、
どうやってハウスメーカーを選んだらいいのか。
私たちもまた、暗中模索しながら
今の家にたどり着きました。
これから家を建てる方にとっては、
複数メーカーの間取りや見積もりを
簡単に比較することが出来る、例えば
こんなサイトも役に立つでしょう。
はたまた、気になるハウスメーカーの
バス見学会に参加するというのもひとつの手です。
私たち夫婦はいろいろなメーカーのそれに
4~5回ほど参加し、
最終的にはヘーベルハウスに
洗脳されて契約しました。
いや「洗脳」は言葉が悪いので言い換えると、
いろいろと比較検討した結果、
納得ずくで長いものに巻かれたと言うか。
「寄らば大樹の陰」と言うべきか。
「箸と主とは太いがよい」とか、
「犬になるなら大家の犬になれ」とか?
ことわざ辞典か。
どう言い換えても、なんか着地が変だな。
要は、大手には大手の良さが、
確かにあるということです。
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【我が家が比較検討したハウスメーカー】