『街角ヘーベル』とはなんぞや、という
話は先日、こちらの記事で書きましたが、
要するに、住宅展示場ではない場所に建つ
モデルハウスのことです。
そして、そろそろ築3年が過ぎた我が家ですが、
これまでのブログで何度も言及しているように、
ハウスメーカーが主催する見学会の視察先として、
月イチ程度で利用してもらっています。
ヘーベルハウスを検討している方が、
我が家を見てがっかりしないよう、
頑張って掃除をして「新築感」「素敵感」を
醸しているわけですが、それにしても、もう3年。
壁紙が傷み始めました。
中でも傷みがちなのが、
「クロス巻き込み」
と呼ばれる仕上げをした部分。
窓枠のない窓の周囲などは、
このタイプで「三方クロス巻き込み」となりますし、
窓以外でも、階段の横の壁部分などは、
やはり「クロス巻き込み」となるのが通常です。
角なので、当然、傷むわけです。
中でも傷みが激しいのが、ここ。
LDKの一角に設けた書斎スペースですが、
オフィスチェアが置いてあることもあって、
足元の右側はこんなんだし、
左側はこんなんです。
そしてまた、
我が家には小学生の子どもがいるため、
彼が手をつく高さで、
壁が、そこはかとなく黒いわけです。
バス見学会の時には、ヘーベルハウスの
営業マンが、入れ代わり立ち代わり
我が家にやってくるわけですが、彼らもまた、
この壁の傷みには気付いていたのでしょう。
ある時、営業のKさんが言いました。
「ここをどうにかしましょう」
どうにかしましょうとはつまり、
きれいにしましょうと同義であり、
それをメーカーから言い出したということは、
メーカーが直してくれるということです。
この時点で、Kさんははっきりと
そう言ったわけではありませんが、
そこは大人の会話。
間違いなく、そういうことでしょう。
いくらアフターサービスに手厚いメーカーとはいえ、
築3年が過ぎて自然に傷んだ壁紙まで、
通常は直してはくれません。
例外的な対応だと思われます。
我が家がこれまでに開催したバス見学会は、
30回をゆうに超えます。
彼らにとっても、この家はきれいにしておきたい。
まだまだ「新入居宅」として使い倒したい。
というわけで、互いの利益が一致したことで、
無償で修繕してもらうこととなりました。
ひゃっほう。
当日は、クロスの職人さんが2名。
先日の下見でやってきたヘーベルハウスの方が
撮った写真資料を携えてやってきました。
きちんと、間取り図でも説明があります。
こういうところが、さすがの大手。
壁紙の種類にしても、こちらから言わなくとも、
先方はとっくに承知しているわけです。
職人さんは、我が家の型番と同じ壁紙を
持ってやってきました。
床や、パソコン、家電などには
しっかりと養生がなされ、
久々の建築現場感が漂います。
建築途中に、毎週のようにここを訪れていた
時のことが思い出されます。
養生が済むと、さっそく職人さんは
傷んだ部分の壁紙をべりべりとはがします。
クロスが完全にはがされたあたりで、
職人さんたちは昼食へ。
スイッチ類もちゃんと外してあるあたりが、
プロならではの仕事です。
昼食から戻ると、あっちもこっちも、
2人がかりで直していただいて。
そしてまた、吹き抜け部分も修繕。
こちらは、壁と壁が合わさる角の部分の
壁紙に、小さな亀裂が生じていたため、
そこを埋めてもらいました。
当初、2~3時間で終わると思っていましたが、
結局、作業は朝9時に始まり、夕方4時まで。
ほぼまる1日をかけて、
直していただいたことになります。
というわけで、
きれいになった部分の写真がこちら。
オフィスチェアの右側がこうなり、
左側がこうなり、
そこはかとなく黒かったところも、
新築同様によみがえりました。
こういうところが傷みやすいからね、
これからは気を付けるんだよ。
…と、家の神様が言って
直してくれたような気分です。
神様は、ちょっとしたワンルームくらいの
面積の壁紙を、まるまる貼り替えてくれました。
これからは、気を付けて使いたいと思います。
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また、ここから先はまったくの余談ですが、
職人さんが当日使っていたのは、
こちらの掃除機。
まさかのBOSCH製。
あれ? プロの御用達は、マキタではないのか?
プロっぽい地味な色もかっこよく、
なんだかすごく欲しくなりました。
BOSCH。
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【我が家が比較検討したハウスメーカー】