仮住まいの木造戸建てに住みながら、
暇さえあれば建築現場に足を運んでいます。
玄関口で「施主なんですけれど、いいですかー?」と
大きな声をかけると、中からすぐに
「どうぞー」という声がかかり、入れてもらえます。
「早く引っ越したい!」とはやる気持ちに
応えてくれるかのように、
行くたびに、「工事現場」から「部屋」の
雰囲気になっていきます。
現在は、工事の段階でいうと「木工事」と
呼ばれる工程の真っただ中。
大工さんともすっかり顔なじみとなりました。
フローリングも出来上がって養生がなされ、
後に壁となる場所に、軽量鉄骨がどんどんと
組まれております。
「ニッチ」と呼ばれる小さな棚も、
その土台が出来上がっていました。
この場所は完成後、以下のようになります。
また3階の子ども部屋も、この通り。
部屋っぽさが出てきました。
この部屋は完成後、このようになります。
そして、2階キッチンの一角は、
このような光景になっていました。
右側の、だらんと伸びている管は、
換気扇が付く場所です。
この管で臭いを吸い上げて、天井裏を通って、
断熱材で巻かれている左の管を抜けて、
屋外に排出されるというわけです。
この部分の完成写真がこちら。
左側の壁の隅が四角く膨らんでいる理由は、
最初の写真を見てお分かりいただける通り、
中に管が通っているからです。
当初、このでっぱりはもっと大きくなる予定でした。
これを隠すために…
こうなったわけですが、もともと図面上は、下の写真の黒線のように、
もっと大きく膨らむはずだったのです。
大工さんは、この部分について、
「どうしますか?」と尋ねてきてくれました。
図面通りに仕上げるか、より小さくなるように、
最低限の膨らみで済ませるか。
悩みましたが、小さく仕上げてもらうことにしました。
足しげく現場に通い、木工事の大工さんと
顔馴染みになったことで、こんなフレキシブルな対応を
してもらえたのかな、と思います。
最終的に、こんなキッチンとなりました。
膨らみ部分は結局、どっちがよかったのか
分かりませんが、少しでもリビングの空間が
広くなったということで満足しております。
また、聞かなくてもいいことをわざわざ尋ねてくれた
大工さんの心遣いを、
この膨らみを見るたびに思い出します。
きっと私たちが見ていない細部まで、
丁寧に作ってくれたのだと思います。
またこの日、一番の進展は、
足場が外れたことでした。
ついに外観がお目見えです。
時間にして、夕方の3時くらいだったでしょうか。
ちょうど、学校帰りの小学生が家の前を通ったのです。
すると、その中の一人の子が、大きな声で言いました。
「あっ、あの家、
かっこいいー!」
もう、おじさんうれしくて
お小遣い上げようかと思っちゃいましたよ。
近隣の家は昔ながらの住宅街で、
これほど四角い家はありません。
そんな物珍しさもあっての
発言だったかと思いますが、
オーナー冥利に尽きるご意見をいただいて、
幸せな気持ちになったのでした。
今思い出しても、
賢そうな顔立ちのお子さまでした。
完成まであと
41日
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